既婚者同士なのに、お互いに惹かれあって恋に落ちてしまった……。世間では認められないものの、このようなことは珍しくありません。そして既婚者同士ということで直接的にアプローチをしなくても、お互いの好意はなんとなく分かるもの。
今回は、既婚者同士で両思いになってしまった場合のサインと、気持ちに気づいたときにどうするべきかという対処法を紹介します。
既婚者同士の「好き」のサインとは?
既婚者同士で惹かれあってしまい、「もしかしたら両思いかも?」と意識し合う瞬間。ふと交わる視線やちょっとした仕草、コミュニケーションの頻度など、意識し合っているからこそ日常の中に表れる、既婚者同士の「好き」のサインをご紹介します。
ふとした瞬間に目が合う事が多い
日常生活の中でふとした瞬間に目が合うというのは、お互いを意識している何よりの証拠です。たとえば、職場や友達同士の集まりなどで偶然目が合うタイミングが多い場合、それは相手を無意識に探しているからかもしれません。
また、目が合った瞬間に笑顔になったり、顔を赤らめて恥ずかしそうにしたりといったリアクションがあるのであれば、特別な感情が隠れている可能性が非常に高いです。
気になる存在だからこそ、目は自然と相手を追ってしまうもの。
特別な雰囲気がある
2人で一緒にいるときに周囲の人とは違う特別な雰囲気があるなら、それは「好き」のサインの一つかもしれません。
お互いに言葉に出さなくても、自然と気心が知れた安堵感や心地よさを感じることで、会話のトーンや笑顔の頻度など、ちょっとした仕草に互いへの好意が見え隠れします。このような自分たちの世界に入ってしまうと、周囲からただならぬ関係と思われているかもしれません。
ボディタッチが多い
話しているときにボディタッチが多く相手との距離が近い場合、お互いが相手のパーソナルスペースに踏み込める存在だということ。
肩に触れる、手を軽く叩くなど無意識のふれあいや、自然なスキンシップはお互いに信頼し合っているからこそ発生します。特に他人には見せないような柔らかいタッチが多い場合は特別な関係だといえるでしょう。
なんでも相談できる関係
仕事で困ったこと、日常で嬉しかったことを真っ先に相談したくなるのは、相手と親密になりたいと思っている、もしくは特別な存在だと感じている証拠です。他の人には話さないようなプライベートなことでもお互いに隠さずオープンに話せるなら、それは深い関係を築いているからこそ。
そうした何でも話せる関係を築けているなら、両思いの可能性が高いです。
ほぼ毎日連絡を取り合う
連絡を取り合う頻度が多いことも、「好き」のサインの一つです。仕事とは関係ない、日常的なたわいもないやり取りをすることが当たり前になっているのは、繋がりを維持したいという意識がお互いに働いているからでしょう。
頻繁なコミュニケーションはお互いを気にかけている何よりの証であり、心の距離をもっと縮めたいという思いの表れです。
話をするとき距離が近い
会話をするときに他の人より距離が近いのは、相手に対する好感度が高いからこそ。お互いに好意を抱いていると、無意識のうちにどうしても距離感が近くなってしまいます。
これは、「少しでも近くに行って相手の存在を感じていたい」という思いが表れているからでしょう。
2人きりででかける
積極的に2人だけでデートすることも、お互いを特別に思っているサインです。相手に好意があると、「この人がどんな人なのかもっと知りたい」という思いから、休日の過ごし方や趣味などを根掘り葉掘り聞きたくなってしまいますよね。
お互いの趣味の場所に一緒に行って思い出を共有するという行動は、好意の表れでもあります。
イベントを一緒に祝う
イベントを一緒に祝うのは、特別な体験を共有したいと思っているからです。誕生日などのイベントを大切にし、当日も一緒に過ごしている場合は、友人以上の関係になっていると薄々自覚しているのではないでしょうか。
既婚者同士の両思いのリスクとは?
既婚者同士が恋愛関係になるというのは、大きなリスクを抱えるということ。それは個人だけでなく、家族や友人、職場の人に影響を及ぼすこともあるでしょう。
ここでは既婚者同士で両思いになったときのリスクを紹介します。
罪悪感に苦しむ
既婚者同士が恋愛的な関係になると、罪悪感に苦しむことが多々あります。パートナーに対する裏切りや、誠実さを欠いた行動に対する後ろめたさが心に重くのしかかるからです。
さらに、家族全員に対する罪悪感も加わり、常に心が晴れない状態が続くことになるでしょう。自分自身を責めることによって日常生活に支障をきたし、全体としての幸福感が低下することも珍しくありません。
感情の起伏が激しくなる
既婚者同士で恋愛関係になってしまうと、どうしても感情のコントロールができなくなります。それは新しい恋の楽しさや不安のせいで感情の浮き沈みが激しくなり、自分を見失いがちになるからです。
ましてや不倫関係を続けていると、「バレるかもしれない」という不安を常に抱えることになるので、日常生活にも支障が出てきます。
周囲の信頼を失う
既婚者同士の恋愛が明るみになった場合、家族や友人、職場の人といった周囲の人々からの信頼を失います。特に家族においては、夫婦間の信頼関係だけでなく、子どもを含む家族全体の関係に大きなヒビが入る恐れがあります。
もちろん、これまで築き上げてきた人間関係や職場での評価にも影響を及ぼします。
つまり、既婚者同士での恋愛は今まで築き上げてきた関係を全て失うリスクがあるということです。
既婚者同士で惹かれあってしまったときの対処法
既婚者で配偶者以外の人に惹かれたときに、自分の感情の赴くままに恋愛関係に発展させてしまうと、周りを傷つけることになります。恋愛感情を優先するのではなく、お互いの関係をしっかり線引きすることが大切。
既婚者同士で惹かれあってしまったときの対処法を紹介します。
現状を冷静に分析する
まずは、自分たちの関係について冷静に見つめることが重要です。一時的な感情の盛り上がりで、後先を考えずに行動してしまうと、大切なものを全て失う恐れがあります。
相手との適切な距離感を見つめなおし、これ以上関係が進まないように自分の気持ちに目を瞑ることも大切です。
それぞれの家庭を大切にする
配偶者以外の人に恋愛感情を抱いてしまったときは、家族のことを頭に思い浮かべてください。家族に対して罪悪感を抱きますよね。罪悪感を抱くということは、恋愛感情を抱いている相手と家族では、家族の方が大切だということではないでしょうか。
配偶者以外の人に惹かれてしまったときこそ、家族との時間を作るようにしましょう。今まで以上に家族と楽しい時間を過ごすことで、徐々に惹かれている相手への恋愛感情を忘れていくはずです。
一定の距離を保つ
どうしても一線を越えてしまいそうになったら、相手と距離を保つことも考えてください。共に過ごす時間が多くなると、どうしても関係が進展してしまいます。
相手との関わりを意図的に減らし、冷静に自分の気持ちを見つめなおす時間を設けることで、一時的に高ぶった気持ちも落ち着かせることができるでしょう。
連絡先を消す
連絡先を消すことも対処法の一つ。連絡を断つことで相手と距離を置いてみてください。 人は頻繁にコミュニケーションを取っている人に惹かれてしまうもの。逆に惹かれている気持ちを無くすには、コミュニケーションそして関係を絶ってしまうのが最も手っ取り早いです。
既婚者同士で「好き」のサインに気づいても、一線を引くように
不倫関係にはリスクがつきものです。両思いのサインに気づいても、決して友人・同僚以上の関係にならないようにしましょう。
恋愛感情を優先するのではなく、人として尊敬し合える関係を築けるのがベスト。理性が保てなそうになったときは、関係を絶って物理的に距離を置くことで、気持ちが冷めていくはずです。