日産自動車はこのほど、同社が取り組む車載用蓄電池(LFPバッテリー)の開発および量産が経済産業省の「蓄電池に係る供給確保計画」として認定されたと発表した。

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    日産の車載用蓄電池(LFPバッテリー)の開発および量産が経済産業省の「蓄電池に係る供給確保計画」として認定された

日産は日本国内でLFPバッテリー(リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)の開発および量産を行うことで国内の産業基盤を確立。政府の方針である蓄電池のサプライチェーンの強靭化を図るとともに、LFPバッテリーを車載する電気自動車などの普及を促進させることでグリーントランスフォーメーション(GX)にも貢献していく。

日産の社長兼CEOである内田誠氏は、「日産はお客さまの多様なニーズに対応し、より手頃な電気自動車を提供するためLFPバッテリーを日本国内で開発・量産し、2028年度に軽電気自動車から搭載を開始する予定です。今回、経済産業省に認定いただいた政府支援を最大限活用し、国内における産業基盤の確立を目指します」とコメントしている。

■経済産業省に認定された蓄電池に係る供給確保計画の概要

・事業者名:日産自動車株式会社
・事業総額:約1,533億円
・助成金額:約557億円(最大)
・生産規模:5GWh(国内)
・品目:新構造車載用蓄電池