JR東日本盛岡支社は10日、山田線の盛岡~宮古間が8月27日に発生した集中豪雨の影響で運転見合わせとなっていることを受け、9月28~29日に運行する臨時列車の快速「五葉」「そとやま」の運転本数を減らし、運転区間も変更すると発表した。

  • 臨時列車の快速「五葉」「そとやま」はキハ110系を使用して運転(写真は快速「はまゆり」)

「五葉」「そとやま」はいずれも国鉄時代に使用していた準急・急行列車の名称。当時の「五葉」は盛岡駅から左回りで花巻駅・釜石駅・宮古駅を経由して盛岡駅へ、「そとやま」は盛岡駅から右回りで宮古駅・釜石駅・花巻駅を経由して盛岡駅へ帰着する「循環列車」として知られた。

臨時の快速列車として「復活」する「五葉」「そとやま」は、ともにキハ110系(2両編成、全車自由席)を使用。当初の発表では、「五葉」は9月28日、「そとやま」は9月29日にそれぞれ2本運行する予定で、2本を乗り継ぐことにより、「五葉」は左回り、「そとやま」は右回りで盛岡~釜石~宮古~盛岡間を1周できる予定となっていた。

しかし山田線盛岡~宮古間の運転見合わせにともない、「五葉」「そとやま」はともに1日1本、盛岡~釜石~宮古間の運行に変更されることに。9月28日の「五葉」は盛岡駅9時40分発・釜石駅12時49分着・宮古駅14時37分着で運行。9月29日の「そとやま」は宮古駅11時55分発・新花巻駅16時53分着・花巻駅17時1分着・盛岡駅17時46分着で運行予定となった。

なお、盛岡~宮古間で9月26・27・28・30日に運転予定だった臨時列車の快速「さんりくトレイン宮古」は、運転を取りやめるとのこと。