JR東海は4日、東海道新幹線の駅舎として初めて、岐阜羽島駅(岐阜県羽島市)の外装材に「東海道新幹線再生アルミ」を活用すると発表した。工事完了時期は12月中旬頃を予定している。

  • 岐阜羽島駅の駅舎外観北側イメージ(提供 : JR東海)

  • 拡大イメージ(提供 : JR東海)

同社は環境負荷の低減を目的に、東海道新幹線の車両に使用された再生アルミの活用をめざしている。今回、岐阜羽島駅の駅舎老朽化に伴う外装(北側・南側)の改良工事において、新設する外装に再生アルミを活用。「東海道新幹線再生アルミ」は、通常のアルミを新製する場合と比べて、製造する際のCO2排出量を97%削減し、環境への負荷を軽減できるという。

岐阜羽島駅の工事に関して、羽島市が繊維の一大産業地であることから、繊維が縦糸と横糸となって織り込まれる様子を表現。木曽川と長良川が付近に位置することから、清流の水面もモチーフとして取り入れたデザインとしている。