東海道新幹線をはじめとする日本の新幹線を対象に、路線・駅の不思議や秘密、歴史を地図から紐解いた書籍『地図で読み解く 日本の新幹線』(B5変型判144ページ、1,980円)が9月6日、カンゼンから刊行される。
2024年までの60年間で約68億人が利用したという東海道新幹線をはじめ、日本の新幹線の「これまで」と「これから」をわかりやすく解説。巻頭は新幹線の語源や戦前の弾丸列車計画、東海道新幹線誕生までの経緯からリニア中央新幹線の将来性までを網羅した「日本の新幹線の基礎知識」にページを割いた。
「路線で読み解く日本の新幹線」の章では、「直通運転するはずだった東海道新幹線と東北新幹線」「北海道新幹線の函館支線で函館駅直通は実現する?」「新在直通の新しい形に? 課題だらけの四国新幹線」など、新幹線に関する新旧のトピックを解説。「駅で読み解く日本の新幹線」の章では、新幹線の東京駅が別の場所に設置された可能性や、新大阪駅が現在の場所に決まった理由、新幹線の駅名の決まり方など、駅に関する興味深い話題を取り上げた。
「歴史で読み解く日本の新幹線」の章では、幻に終わった成田新幹線や、東海道新幹線はJR西日本が運営するはずだったというトリビア、使われなかった弾丸列車の用地のその後など、新幹線の歴史にまつわる話題を紹介。巻末付録として、歴代新幹線車両の横顔を収録した。