グローバル・リンク・マネジメントは、4回目となる「不動産投資に対する意識調査」の結果を2024年8月23日に発表した。調査は、2024年1月12日〜16日、20代〜60代の一般消費者1万844人、投資用不動産保有者400人を対象にインターネットにて実施したもの。
投資に対する興味を尋ねると、「とても/やや興味がある」(49.8%)と約5割が回答。「興味がある」は、初回調査の41.4%から4年連続で増加している。属性別に前年と比べると、年収2,000万円以上の層で「とても興味がある」(+7.5%)と、「あまり/全く興味がない」(+5.9%)が増加していることが判明した。
不動産投資に対する行動や興味を尋ねると、「興味はあるが実際に行動したことはない」(28.4%)が最も多く、次いで「興味があり、セミナーや説明会に足を運んだことがある」(4.4%)、「副業として不倒産投資を運用している」(3.1%)、「現在不動産投資の収入メインで生活をしている」(0.9%)と続いた。
少なからず興味を持っている層は36.8%と前年比で微減しており、3年連続で減少する結果に。
不動産投資に非積極的である人に、不動産投資をしていない理由を尋ねたところ、「投資する費用が高い(投資にかける預貯金がない)」(32.5%)が前年同様トップに。続く「投資そのものに興味がない」(26.2%)は、毎年減少傾向がみられた。
投資用不動産を所有する人に不動産投資を始めたきっかけを尋ねると、「家族や友人からの口コミ」(26.3%)が2年連続で1位に選ばれた。次いで、「パソコン・スマホ等の広告」(20.0%)、「自分もしくは親族の土地を持っていた」(13.0%)と続く結果に。
そのほか、前年5%未満にとどまった「セミナー」(8.3%)が5位に上昇したほか、3年連続で増加した「テレビCM、ラジオ、新聞、雑誌」(8.0%)の回答もみられた。
続いて、不動産投資を始めた目的を尋ねたところ、「資産運用」(68.0%)が最も多く、4年連続でトップに。一方、所得税・住民税・相続税の各種税金対策の割合は、いずれも前年より減少する傾向がみられた。
保有する物件の種別をみると、「ワンルーム区分マンション」(42.3%)が2年連続1位に。比率も3年連続で増加しており、今回初めて4割を超えたという。次いで、「戸建」(28.8%)、「ファミリー向け区分マンション」(21.0%)、「一棟アパート」(15.3%)、「一棟マンション」(12.5%)と続いた。
現在は保有していないが興味を持っている投資用物件の種別を尋ねると、最も多かったのは「一棟マンション」(18.3%)だった。次いで「ファミリー向け区分マンション」(15.0%)、「一棟ビル」(13.3%)、「一棟アパート」(12.3%)、「ホテル」(11.5%)と続いた。
購入を検討したい投資用物件のエリアを尋ねると、1位「東京都心5区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区)」(32.5%)、2位「東京その他23区」(29.0%)、3位「横浜・川崎エリア」(15.5%)、4位「大阪府」(14.5%)、5位「東京都市部」(11.5%)との結果に。