アサヒビール、ヤッホーブルーイング、トリクミ、木内酒造1823、サッポロビールが、微アルコールの魅力を発信するビアガーデン「ここちよい微アガーデン」を、8月29日より期間限定で渋谷ストリームにて開催中です。競合であるはずの5社がタッグを組んだビアガーデンでどんな体験ができるのか、発表会で話を聞いてきました。

  • 5社共同で8月29日~31日に開催する「ここちよい微アガーデン」発表会の様子

“誰もが自由にお酒を楽しめる場所を創りたい”という共通の思いから協業

微アルコール飲料とは、アルコール度数1%未満のわずかなアルコールを含む飲料のこと。ノンアルコールとは違う本格感や満足感を楽しめながらも、アルコール摂取量をコントロールする選択肢として提案しているカテゴリーです。

アサヒビール スマドリマーケティング部長 高橋徹也氏によれば、世界的な潮流として健康志向の高まりや多様な選択肢の提供、ソバーキュリアス、責任ある飲酒に対するリテラシーの高まりが広がっている中、日本国内では20〜70歳の人口約9,000万人のうち、お酒を飲まない(飲めない・飲めるけど飲まない)人は5,000万人。さらに、アルコール度数0~3.5%の市場はコロナ禍の健康志向の高まりを機に拡大し、市場は今後も伸長していく見込みと話しました。

  • アサヒビール スマドリマーケティング部長 高橋徹也氏

今年の2月には厚生労働省が適切な飲酒量、飲酒行動の判断に資するガイドラインを公表。加えて、ライフスタイルに合わせた飲み方の多様性により、微アルコール飲料の関心が高まっているのだそう。

飲みの場やコミュニケーションが好きという人が多く存在する中で、お酒が強くないと感じている人を含め“誰もが自由にお酒を楽しめる場所を創りたい”という共通の思いから本企画の実施に至ったと説明しました。

ヤッホーブルーイング 代表取締役社長 井手直行氏によると、今年1月にアサヒビール、ヤッホーブルーイング、トリクミの3社で開催した「微アルでここちよい新年会」では、参加者の満足度が非常に高かったことから、今回は木内酒造1823、サッポロビールの5社で第2弾の計画が始動。お酒が強い人に向けたイメージが強いビアガーデンを、お酒が強くない人もアルコール度数や周りのペースを気にせずに楽しめるものにしたいと「ここちよい微アガーデン」の開催に至ったと述べました。

  • ヤッホーブルーイング 代表取締役社長 井手直行氏

本イベントで提供されるは、アサヒビールから「アサヒ ビアリー」、ヤッホーブルーイングから「正気のサタン」、トリクミから「CIRAFFITI Session IPA」、木内酒造1823から「常陸野ネスト ノン・エール」、サッポロビールから「サッポロ The DRAFTY」の各社から1アイテムずつ。さらに各メーカーの製品にあったペアリングフードも提供されます。

  • 「ここちよい微アガーデン」で提供される微アルコール飲料

会場では、各社の微アルコール飲料と「キャベツメンチカツ」、「揚げ茄子のスイートチリソース和え」、「ソフトシェルシュリンプの香味揚げ」、「夏野菜の白和え」、「鶏のからあげ バルサミコソース和え」の5種類の中から好みのフードを1品選ぶ「5種飲み比べセット」(900円)を用意。追加注文はドリンク1杯300円、フード各種600円と好みに合わせて選ぶことも可能です。

ペアリングは、「アサヒ ビアリー」と「キャベツメンチカツ」、「正気のサタン」と「揚げ茄子のスイートチリソース和え」、「CIRAFFITI Session IPA」と「ソフトシェルシュリンプの香味揚げ」、「常陸野ネスト ノン・エール」と「夏野菜の白和え」、「サッポロ The DRAFTY」と「鶏のからあげ バルサミコソース和え」がおすすめの組み合わせなのだそう。

8月29日より3日間限定となる本イベントの会場は、渋谷ストリーム前 稲荷橋広場。営業時間は、8月29日は17:00~20:00、8月30日は16:00~22:00、8月31日は11:00~20:00となっていますが、雨天の場合は中止になる可能性があります。

競合5社が立場を超えて手を取り合ったということで注目している人も多いはず。この機会に微アルコールの魅力を味わってみてはいかがでしょうか?

「ここちよい微アガーデン」概要
場所:渋谷ストリーム前 稲荷橋広場 (東京都渋谷区渋谷三丁目21番3号)
開催期間:2024年8月29日(木)~8月31日(土)
営業時間:8月29日(木)17:00~20:00、8月30日(金)16:00~22:00、8月31日(土)11:00~20:00
※いずれもラストオーダーは終了30分前
※雨天の場合は中止になる可能性あり