イー・ラーニング研究所は、「教育における新紙幣発行に関する意識調査」の結果を2024年8月23日に発表した。調査は2024年7月3日〜26日の期間、子どもを持つ親、親族に子どもがいる人376人を対象にインターネットにて実施したもの。
2024年7月からの新紙幣の発行開始について知っているかと尋ねたところ、99%が知っていると回答。また、新紙幣発行をきっかけに子どもに学んでほしいことに対して、最も多かったのが「経済と財政の基礎知識」(274人)で、次いで「新紙幣となる社会的な意味」(236人)、「歴史と文化の理解」(143人)と続いた。
新紙幣は、より金融教育に目を向けるタイミングになると思うかと尋ねると、「そう思う」(54%)が半数を超える結果に。
また、新紙幣の発行をきっかけに、子どもに学んでほしいお金の知識に対して、トップの「資産形成と運用」(303人)に次いで、「金融システムの基本」(272人)、「税金や社会保障について」(158人)と続く結果に。
子どもの頃から金融教育を受けるべきと思う理由を尋ねたところ、トップの「自己管理能力の育成のため」(265人)に次いで、「将来の独立や自立した生活を送るため」(256人)、「将来のリスクを軽減し、安定した経済生活を築くため」(238人)と続いた。
また、金融教育についてどのように学ぶ必要があると思うかとの質問に対し、「ゲームや日々の遊び」(253人)が最も多く、次いで「学校などでの授業」(246人)、「TVやYouTube、本など理解がし易いメディア」(177人)となった。
最後に、どのようなタイミングで金融教育が必要であると思うかと尋ねたところ、6割以上が「特別なタイミングではなく日常的に」(244人)と回答。次いで、「キャッシュレス決済など支払い方法が多様になってきたと感じる時」(213人)と続いた。