12月6日の映画公開を記念した『ドクターX』のファンミーティングイベント『ドクターX感謝祭~最初で最後のファンミーティング!ドクターXファミリーも大集合!!~』が、27日・28日に東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIで全3公演、開催された。

  • 『ドクターX感謝祭~最初で最後のファンミーティング!ドクターXファミリーも大集合!!~』より=テレビ朝日提供

米倉涼子演じるフリーランス外科医・大門未知子が病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進む姿を描く大ヒットドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』。2012年の誕生以来、全シリーズで高視聴率を記録し、今年12月6日からはテレビ朝日開局65周年記念『劇場版ドクターX』が公開されることが決定している。

27日の夜に行われたファンミーティングイベント初回公演には米倉涼子、田中圭、内田有紀、勝村政信、鈴木浩介、遠藤憲一、岸部一徳ら錚々たる豪華キャスト陣が集結。国内外から約900人ものファンがEX THEATER ROPPONGIに集合し、全国の映画館でライブ・ビューイングも開催され、多くのファンが各地に集まった。

『ドクターX』の大ファンで、実は第2シリーズにも少しだけ出演していた村上健志(フルーツポンチ)が司会を務めるなか、キャスト陣は、史上初となる『舞台ドクターX』を上演。村上&会場のファンが医局員役で参加し、キャスト陣と共に番組名物「大門未知子の初登場&契約締結シーン」のリハーサルを舞台上で再現した。未知子の宿敵・蛭間重勝を演じる西田敏行も、リモートVTRで登場。『ドクターX』オールスターとの夢の共演に、ファンも興奮冷めやらぬ様子だったが、途中で思わぬハプニングが発生。米倉が未知子の決めゼリフ「医師免許がなくてもできる仕事は一切いたしません」を、「医師免許のない仕事」と言い間違えてNGを出してしまったのだ。内田も「貴重だな~!」と驚いたまさかの失敗に、米倉自身も大慌てで、「ごめ~ん!! みんながいるから大丈夫だと思ったら、全然失敗ばっかりでビックリしちゃった(笑)」と平謝り。おちゃめな姿でファンを魅了した。

■撮影の裏話や名物シーンの誕生秘話も続々披露

また、米倉&遠藤&鈴木&岸部が過去シリーズの中から「名シーン&迷シーン」を選んで発表。撮影時の裏話や名物シーンの誕生秘話が飛び出した。蛭間に翻弄されまくりの御意ドクター・海老名敬を演じる遠藤が「西田さんから、どんなアドリブが出るか分からないんで。命懸けで耐えてるんですよ」と明かすと、遠藤と共に御意三兄弟を演じる鈴木(原守・役)&勝村(加地秀樹・役)も「特に3人のシーンでは、マジで意味の分からないシーンがいっぱいあるんですよ(笑)」、「必ずおかしなことをさせるんだよね」と、楽しそうにボヤキ節。一方、メロンと請求書でおなじみの神原晶を演じる岸部は「もともと台本に『メロンです』というセリフはなかったんです」と告白。晶が劇中で披露した高度なバックスキップ・シーンの裏話も披露し、ファンを驚かせた。

そんな中、自らが選んだ名シーンを舞台上で見て、米倉が涙を流す一幕も。それは、病におかされた未知子が、師匠である晶の大きすぎる愛に触れた感動シーン。「忘れられないシーンですね。晶さんが苦しんでいたりするシーンで、共に過ごす時間が一番つらい……」という米倉の言葉に、岸部もしみじみ。さらに、2人と交流の深い城之内博美役を演じる内田から「このシーンの後、2人で食事に行ったって言ってたよね」とも明かされた。

また、キャスト陣と会場のファンで「ドクターXウルトラクイズ」にも挑戦するが、第1問目から田中が失敗するハメに。自身が演じる森本光の赴任先を問われ、「覚えてるわけないじゃないですか……」と苦笑い。紆余曲折の末、壮大な不正解となり、会場の笑いを誘った。

各公演は、8月31日、9月1日に、全国の映画館でのディレイ・ビューイングが決定している。詳細は『ドクターX感謝祭』公式サイトにて。

【編集部MEMO】
『ドクターX』は、2012年より7シリーズにわたりテレビ朝日系列で放送されていた連続ドラマ。学病院の医局に属さず、怪しい名医紹介所に所属しながら、様々な病院を渡り歩いている、孤高のフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)の活躍を描いた医療ドラマとなっている。劇場版には、主演の米倉をはじめ田中圭、内田有紀、今田美桜、勝村政信、鈴木浩介、遠藤憲一、岸部一徳、西田敏行らレギュラーキャストも出演。そのほか、西畑大吾、染谷将太の出演も発表されている。