サントリー食品インターナショナルでは、人に言いづらい心身の不調や悩みを抱える若者に向けて、日常生活に身近な存在である清涼飲料水などを通じて心と体の両面からサポートしていく「menphys(メンフィス)プロジェクト」を展開する。都内では23日、メディア説明会が開催された。
■若者の悩みを解決したい
menphys(メンフィス)とは、Mental(心)とPhysical(体)を組み合わせた造語。サントリー食品インターナショナルではmenphysプロジェクトを通じて、『男性としての自信が持てない』『髪の毛のボリュームが気になる』『不調がすぐに肌に出てしまう』『女性特有のイライラ期(小さなことでも考えすぎて泣いてしまうような)がつらい』といった心身の不調に対するデリケートな悩みに対応していく。
その第1弾商品として、前向きな一歩を踏み出すきっかけをつくるセルフケアドリンク(清涼飲料水)の『menphys GABA&アルギニン&亜鉛』と『menphys GABA&大豆イソフラボン&鉄分』を8月27日より公式オンラインストアにて発売する。どちらも栄養ドリンクのような、すっきりとした味わいが特徴。容器は50ml瓶で、10本 / 30本を通常購入または定期購入できる。
『menphys GABA&アルギニン&亜鉛』は、活力不足を感じて男性としての自信が持てない、といった悩みに対してGABAを100mg配合。マカや亜鉛、アルギニン、L-シトルリンなどの栄養成分もバランスよく組み合わせている。通常購入なら10本で5,400円。
『menphys GABA&大豆イソフラボン&鉄分』は、女性特有のイライラ期に対して心と体にやさしいGABAや大豆イソフラボン、鉄分などの各種ミネラルやビタミンなどの栄養成分をバランスよく配合した。通常購入なら10本で3,780円。
商品は「10本パック」あるいは「10本パック×3(30本)」の2パターンで販売する。なお継続的に飲用しやすいよう、定期購入プランも用意している。
サントリー食品インターナショナルの佐藤晃世氏は「自分のことを理解して大切にし、自分らしく心地よくありたい――。そんな若者の気持ちに寄り添いながら、彼ら彼女らの心身のセルフケアをサポートしていく取り組みがmenphysプロジェクトです」とし、ドリンク商品の販売だけでなく、セルフケアのきっかけづくり、行動の後押しにも積極的にも関わっていく、と意欲を示す。
例えばプロジェクト公式サイトでは、若者のリアルな声をまとめた「若者ぶっちゃけ健康白書」を公開。悩んでいるのは自分だけではない、という気づきにつなげてもらう。
また東京・下北沢には、セルフケアを始めるきっかけをつくることのできる「~悩みごとから注文するカフェ~ CAFE menphys」を8月30日から9月1日の期間限定でオープン。ここではオリジナルのカルテシートから自身の不調や悩みを選択すると、それらの緩和に役立つとされる栄養成分を摂取できる食材を使ったオリジナルオープンサンドが提供されるという。
「元気? と聞かれても、元気! と言い切れない。心と体に不調があっても、そういうものだと諦めてしまう。これまで、自分ひとりで悩んできた――。でも、もしかしたらみんな同じことで悩んでいるのかもしれません。これまで向き合えなかった悩みのことを、少し立ち止まって考えてみませんか。サントリーはmenphysプロジェクトを通じて若者に寄り添い、心と体の両面からサポートすることで、みなさんの潤い豊かな人生を応援していきたいと考えています」(佐藤氏)
■開発の経緯について
このあとプロジェクトを推進してきた、ブランドマーケティング本部の土屋友胤氏と佐藤和夢氏が登壇。
土屋氏は、自身が手掛けたドリンクについて「大事なタイミングで力が発揮できない、パートナーをがっかりさせてしまった、男性として自信が持てなくなった、そんな周りの友人たちの助けになりたいという思いで開発しました」と明かす。
また佐藤氏は「自身の過去の不調を振り返ると、女性特有の悩みだったのでは、と思い当たるふしがありました。早く気づいていれば良かったのに、という後悔もあり、このたびドリンクの開発に携わりました」と説明する。
サプリメントではなく飲料商品にした理由について、佐藤氏は「まずは親しみやすさ、日常生活への取り込みやすさを考えました。飲料であれば、味わいも設計できます。サントリー食品インターナショナルの知見を活かした商品に仕上がりました」と話す。
今後の展開について、土屋氏は「menphysプロジェクトのブランドパーパスは、生きづらさを抱える若者たちが自分本来の力を発揮して輝ける社会をつくることだと思っています。その入り口を増やすため、商品ラインアップの拡充、小売店での売り場拡大、企業向けの健康施策提案などを進めていきます」と説明している。