阪神・青柳晃洋 (C) 産経新聞社

◆ 「もう完全に安定してる」

 阪神がヤクルトに逆転負け。このカードスイープとはならず、連勝も2で止まった。

 阪神はヤクルト先発のミゲル・ヤフーレから2回、島田海吏のタイムリーで幸先よく先制するも、阪神先発の青柳晃洋が3回に宮本丈の犠牲フライで同点にされ、5回には村上宗隆の二塁打で逆転を許す。しかし劣勢のまま進んだ8回2死から大山悠輔に起死回生の同点アーチが生まれ、京セラドームが湧いたが、9回に投入した桐敷拓馬が誤算。長岡秀樹のヒットから犠打を挟み、代打の山田哲人にセンター頭超えの二塁打で勝ち越されると、ホセ・オスナにもライト線に落とされ3失点で勝負は決した。

 悔しい逆転負けながらも、一軍復帰登板を果たした青柳晃洋に対し、22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した江本孟紀氏は「今日久しぶりに見たんだけどね、身体がホッソリしてね、すごい締まっているんですよ。大体ボテッとするんだけどね。金が溜まってくるとね」と江本節を交えながら身体の変化に着目。続けて「今日のピッチングの内容だったら十分復活ですね」と合格点を与えていた。

 さらにMCを務めた野村弘樹氏が「ストレートが半分くらいなんですよね」と球種の配合に触れるも、江本氏は「いずれにせよね(今まで)コントロールが散らかってたので、ずっと悪かったでしょ。だいぶ今日のピッチング見たらもう完全に安定してるし、切れもいい」と今後の活躍に太鼓判を押していた。

 21年・22年はともに13勝を挙げた虎のエース。この日の好投であの頃の輝きを取り戻せるかにも注目していきたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』