時代劇専門チャンネルでは、8月から12月にかけて「~芸能生活50周年~松平健祭り」を開催。松平健がこれまで演じてきた時代劇作品を放送する。
オープニングを飾るのは、『吉宗評判記 暴れん坊将軍』(78~82年:全207話)で、8月26日から毎週月~金曜(18:00~)に放送。幕府中興の祖として、名君との誉れ高い吉宗が、町火消“め組”に居候する貧乏旗本の三男坊・徳田新之助に身をやつし、江戸城から市井に飛び出して、江戸の町民たちと交流しながら世にはびこる悪を斬る、松平の代表作『暴れん坊将軍』の第1シリーズだ。これを皮切りに、全総話数832話をほこる全12シリーズとスペシャル版を順次放送する。
そのほか、『八幡鳩九郎』『松本清張の西海道談綺』『額田女王』『奇兵隊』『戦国乱世の暴れん坊 齋藤道三 怒濤の天下取り』『運命峠』『清水次郎長物語』『弁慶 怪力無双の荒法師』『鞍馬天狗』『大友宗麟~心の王国を求めて~』『主水之助七番勝負 徳川風雲録外伝』『徳川家康と三人の女』『鬼平外伝 正月四日の客』『忠臣蔵』『池波正太郎時代劇スペシャル「顔」』『小河ドラマ 徳川☆家康 劇場版』『明治座創業150周年記念前月祭『大逆転!大江戸桜誉賑』『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』といったラインナップが予定されている。
松平のコメントは、以下の通り。
――芸能生活50周年について。
あっという間ではありましたが、じっくり考えるといろいろなことをやらせていただいた50年でした。
――『暴れん坊将軍』について。
初めて時代劇の主演を務め、長きにわたって(徳川)吉宗と松平健が成長を共にした作品です。師匠の勝(新太郎)先生からは「将軍をやるんだから、あまり安い店ばかりに行くなよ。日常生活は顔に出るから」と言われましたね。
――印象に残っている役について。
これまで演じた役で強く印象に残っているのは、齋藤道三です(9月放送『戦国乱世の暴れん坊 齋藤道三 怒濤の天下取り』)。初めての老け役だったので面白くもあり、大変さもありました。戦国時代の中で生涯を終える齋藤道三の一生を演じられて楽しかったです。
――殺陣について。
(土屋)主水之助(11月放送予定『主水之助七番勝負 徳川風雲録外伝』)は剣の名手という役柄で殺陣が見どころです。殺陣は「横・縦・斜め・回る」という動きの組み立てで、ポイントは間とスピード感です。若いころは形ばかりにとらわれて、スピード感を出そうとしても連動動作がぎこちなかったので、殺陣はやはり経験だと思います。
――メッセージを。
『暴れん坊将軍』が第1シリーズ第1話から放送されます。将軍になりたてで何もわからない吉宗が様々な出来事にどう対応していくかが見どころです。この他にも、5か月連続で私の出演作が多数放送されます。若いころの作品をまだ観たことがない方も、昔観てくださっていた方も、ぜひ時代劇専門チャンネルで「松平健祭り」をお楽しみください。