JR東日本高崎支社は22日、「のってたのしい列車」で活躍する電気機関車(EL)・ディーゼル機関車(DL)計5機の営業運転終了にともない、9~11月の約2カ月間にわたりカウントダウン方式を採用した計20本(10往復)の列車を運転すると発表した。

  • 2023年5月、EF65形501号機の牽引で運転された「ELぐんまよこかわ」

旅客列車での営業運転を終了する機関車は5機(電気機関車のEF64形1001号機、EF64形1053号機、EF65形501号機、ディーゼル機関車のDD51形842号機、DD51形895号機)ともぐんま車両センター所属。高崎支社エリア内で運転される「のってたのしい列車」の牽引機として活躍してきた。

計5機の営業運転終了を受けて、9月からカウントダウン方式を採用した列車の運転がスタート。9月15日に高崎~横川間で快速「DLぐんま 10fin」「ELぐんま 10fin」、9月16日に高崎~桐生間で快速「ELぐんま 9fin」「DLぐんま 9fin」、9月22日に高崎~横川間で快速「DLぐんま 8fin」「ELぐんま 8fin」、9月23日に高崎~水上間で快速「ELぐんま 7fin」「DLぐんま 7fin」の運転をすでに発表している。各列車とも12系客車(4両または5両)の前後にEL・DLを連結した編成で運転される。

今回、秋の期間(2024年10~11月)に運転する列車を新たに発表した。10月5日に高崎~水上間で快速「DLぐんま 6fin」「ELぐんま 6fin」、10月6日に高崎~横川間で快速「ELぐんま 5fin」「DLぐんま 5fin」、11月9日に高崎~水上間で快速「DLぐんま 4fin」「ELぐんま 4fin」、11月10日に高崎~水上間で「ELぐんま 3fin」「DLぐんま 3fin」、11月23日に高崎~横川間で「ELぐんま 2fin」「DLぐんま 2fin」を運転。旅客列車としての営業運転最終日は11月24日とされ、高崎~横川間で「DLぐんま 1fin」「ELぐんま 1fin」を運転する予定となった。いずれも客車(12系客車5両または旧型客車6両)の前後にEL・DLを連結した編成で運転される。

各列車の牽引機は未定だが、JR東日本における客車列車の歴史と様式美、華やかさ、格式を表現した限定ヘッドマークを掲出するという。乗車記念グッズとして、オリジナル硬券とプラスチック製トレーディングカードを1人1枚ずつプレゼントするほか、高崎駅構内の「NewDays」各店舗等で記念グッズも発売。旅行商品の販売、各種鉄道体験イベントの開催も予定している。