セルティックに所属する古橋亨梧 [写真]=Getty Images

 マンチェスター・シティ移籍の可能性が浮上した日本代表FW古橋亨梧(セルティック)について地元紙が見解を示した。21日、イギリス紙『ザ・スコッツマン』が伝えている。

 現在29歳の古橋は、2021年夏にヴィッセル神戸からセルティックへと完全移籍した。アンジェ・ポステコグルー監督の下で前線の主軸に定着し、1年目から公式戦33試合出場20ゴール2アシストをマーク。2年目となる2022-2023シーズンはリーグ戦だけで25ゴールを挙げ、スコティッシュ・プレミアシップの得点王と最優秀選手(MVP)に輝いた。ブレンダン・ロジャーズ監督体制となった昨シーズンもセンターフォワードや左ウイングとして活躍。迎えた今シーズンも、ここまでリーグ開幕から2試合連続で先発出場を飾っている。

 そんななか、21日に複数のイギリスメディアが古橋に対するマンチェスター・シティからの関心を報道。アトレティコ・マドリードへと放出したアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスの後釜候補として名前が挙がっている模様だ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、マンチェスター・シティが今週に最初の協議を行ったと伝えた。

 報道を受け『ザ・スコッツマン』は、「レギュラーでの出場が保証されていないにもかかわらず、移籍を熱望している日本代表選手にとって、個人的な条件は問題ではないだろう」と説明。古橋がプレータイムを気にせずプレミアリーグ王者への移籍を希望すると主張した。また、マンチェスター・シティが古橋に関心を寄せる要因のひとつとして、アシスタントコーチを務めるフアン・マヌエル・リージョ氏の存在を指摘。同氏は神戸の指揮官時代に古橋を指導しており、ジョゼップ・グアルディオラ監督に獲得を進言したと予想している。

 なお、古橋は昨夏にセルティックとの契約を2027年まで延長したばかり。移籍金については2500万ポンド(約47億円)前後を要求すると報じている。