龍谷大学 龍谷ミュージアム(京都市下京区)にて、9月21日より、秋季特別展「眷属」が開催される。仏教美術における名脇役「眷属」に注目し、武将や貴人、子どもなど、眷属たちの多種多様で魅力的な造形に迫る同展には、国宝 十二神将立像のうち安底羅大将立像(奈良・興福寺)をはじめ、国宝2件、重要文化財10件を含む約80件の貴重な文化財が集結する。

眷属(けんぞく)とは、仏菩薩など信仰の対象となる主尊に付き従う尊格のこと。仏教美術では主尊のまわりを囲むようにあらわされ、仏法を守護したり、主尊を信仰する者に利益を与えたりする役割を担っている。

  • 国宝 十二神将立像のうち安底羅大将立像 木造彩色 鎌倉・建永2年(1207) 奈良・興福寺 画像提供:飛鳥園

昨年度開催した特集展示「眷属─ほとけにしたがう仲間たち─」がパワーアップした、秋季特別展「眷属(けんぞく)」。会期は9月21日から11月24日まで。