まだやれたんじゃ…現役最終年まで結果を出した名選手(2)最後まで”巨人の…

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 毎シーズン、数多くの選手がユニフォームを脱ぐ決断を下す。引退を判断するタイミングは選手ごとで異なるものの、ファン目線では「もっと現役で活躍できるのでは」と思わせる選手もこれまでに数多く存在した。そこで今回は、現役最終年に「まだまだ現役で見たかった」と思わせる活躍を見せた選手を紹介する。

阿部慎之助

出身:千葉県

投打:右投左打

身長/体重:180cm/97kg

生年月日:1979年3月20日

ドラフト:2000年ドラフト1位

 

 「打てる捕手」の代表ともいえる選手が、ジャイアンツで活躍した阿部慎之助だ。

 

 安田学園高校(東京都)から中央大学に進んだ阿部は、大学でも強打を活かして大活躍。2000年のシドニーオリンピックには大学生ながら代表として選ばれた。一時はコンバートの話もあったが、阿部自身は捕手にこだわりを持っていたこともあり、キャッチャーとしてジャイアンツに入団する。

 

 

 2001年、阪神タイガースとの開幕戦では上原浩治とバッテリーを組んでプロ初出場。17-3で大勝を収めたジャイアンツの中で、阿部はタイムリーとなるプロ初ヒットを放つなど4打点。開幕戦から存在感を発揮した。

 

 その後も活躍を続け、19年間で積み重ねた本塁打数は406。引退年以外のすべてのシーズンで2桁本塁打を記録した。引退となった2019年、ソフトバンクホークスとの日本シリーズで千賀滉大から豪快な本塁打を放った姿は、とても引退する選手には映らなかった。最終年成績は、打率.297、7本塁打、OPS.892となっている。

 

 

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