高校時代が“ピーク”に…?プロ野球、苦戦している甲子園のスター6人。再び…

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 長い歴史を誇る高校野球では、これまでに幾多のスター選手が誕生した。甲子園で活躍ればプロの世界からも注目され、将来を嘱望される存在になる。しかし、高校時代に鮮烈な印象を残した一方、プロ野球では実力を発揮できない選手も珍しくない。そこで今回は、甲子園で活躍したものの、プロ入り後に苦しんでいる選手を紹介する。(※今季成績は8月3日終了時点)

 

根尾昂

投打:右投左打

身長/体重:177cm/84kg

生年月日:2000年4月19日

経歴:大阪桐蔭高

ドラフト:2018年ドラフト1位

 

 高校時代の活躍から一転、プロ入り後は苦しみ続けている根尾昂。どういった形であれ、結果を残したいところだ。

 

 ”スーパー中学生”として話題だった根尾は、名門・大阪桐蔭高(大阪)に入学。有力選手が多数集まる環境の中、1年夏からベンチ入りした。

 

 

 投手だけでなく内外野をこなす守備、高校通算32本塁打のパンチ力など、すべてが一級品だった根尾。世代No.1プレイヤーとして高く評価され、ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団した。

 

 プロでは遊撃一本で勝負することを決めた根尾だが、その後は苦戦した。プロ3年目は72試合に出場してプロ初アーチを放ったものの、打率.178という結果に。

 

 そして、2022年6月に投手転向。同年はリリーフとして25試合に登板すると、防御率3.41と一定の成績をマークした。

 

 しかし、現在まで飛躍には至っていない。今季も一軍ではわずか4試合の登板で、防御率7.94にとどまっているた。

 

 プロ入り以降、苦しみ続けている根尾。コントロールなどの課題を改善し、投手として花を咲かせることはできるのだろうか。

井上広大

投打:右投右打

身長/体重:189cm/100kg

生年月日:2001年8月12日

経歴:履正社高

ドラフト:2019年ドラフト2位

 

 高校時代、甲子園で4番打者として活躍した井上広大。だが、プロ入り後は苦しいシーズンが続いている。

 

 履正社高(大阪)では3年夏の甲子園で3本塁打をマークし、4番打者として全国制覇に貢献した。その後、2019年ドラフト2位で阪神タイガースに入団した。

 

 高卒1年目はファームで69試合に出場し、打率.226ながらも9本塁打、36打点とパンチ力を発揮。ウエスタン・リーグの優秀選手賞に輝いた。

 

 高卒3年目にはウエスタン・リーグで最多安打(96安打)のタイトルを獲得した。一方、一軍では芳しくない成績が続いた。

 

 高卒5年目の昨季は、一軍でようやくプロ初本塁打をマーク。同年は一軍で23試合に出場し、打率.212、3本塁打、8打点と確実性に課題を残した。

 

 今季は一軍出場がわずか1試合。ファームでも打率が上がらず、厳しい状況が続いている。

オコエ瑠偉

投打:右投右打

身長/体重:185cm/90kg

生年月日:1997年7月21日

経歴:関東第一高

ドラフト:2015年ドラフト1位

 

 驚異的な身体能力で甲子園を沸かせたオコエ瑠偉も、プロ入り後は苦しんでいる印象だ。

 

 関東第一高(東東京)では、3年夏の甲子園で俊足を活かした広い守備範囲に加え、勝負強いバッティングも随所に披露した。

 

 

 ドラフト会議では東北楽天ゴールデンイーグルスから1位指名を受けたオコエ。ルーキーイヤーに今永昇太(現:シカゴ・カブス)からプロ初アーチを放ち、プロ2年目の2017年には41試合の出場で打率.300(130打数39安打)をマークした。

 

 その後、東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト1位指名を受けたオコエ。ルーキーイヤーに今永昇太(現:シカゴ・カブス)からプロ初アーチを放ち、プロ2年目の2017年には41試合の出場で打率.300(130打数39安打)をマークした。

 

 しかし、翌2018年は44試合の出場で打率.198、2019年は52試合の出場で打率.182と打撃で苦しんだ。

 

 そんな中、2022年オフに現役ドラフトで読売ジャイアンツへ移籍すると、加入初年度から「1番・左翼」で開幕スタメンに抜擢。同年4月9日の広島戦では初球先頭打者ホームランを放つなど、一軍の舞台でアピールした。

 

 だが、現在まで一軍定着には至っていない。今季6月には月間打率.321ををマークしたものの、7月は打率.152と急降下。7月28日には一軍登録抹消となった。

 

 レギュラー定着のためには、守備や走塁だけでなく、打撃面の強化が必須となっている。

安田尚憲

投打:右投左打

身長/体重:188cm/100kg

生年月日:1999年4月15日

経歴:履正社高

ドラフト:2017年ドラフト1位

 

 期待され続けたものの、結果で応えられていない安田尚憲。正念場を迎えている1人と言っていいだろう。

 

 安田は強豪・履正社高(大阪)でプレーし、3年春の選抜大会では準優勝。3年夏は甲子園に進めなかったが、大阪府大会で19打数12安打、3本塁打と打ちまくった。

 

 

 その後、若手の大砲を欲していた千葉ロッテマリーンズにドラフト1位で入団した。

 

 プロ3年目の2020年には113試合に出場し、打率.221、6本塁打、54打点をマーク。2022年には119試合に出場して打率.263 、9本塁打、47打点を記録し、ブレイクの兆しを見せた。

 

 しかし、翌年以降も出場機会は得ている中、絶対的な成績を残せていない。2023年も122試合に出場したものの、打率.238、9本塁打、43打点と殻を破り切れていない。

 

 今季は腰の故障で開幕直後に離脱。それでも、5月以降は三塁手として一軍出場を続けている。

 

 このまま一軍の定着し、本格的な覚醒を遂げたい。

中村奨成

投打:右投右打

身長/体重:181cm/84kg

生年月日:1999年6月6日

経歴:広陵高

ドラフト:2017年ドラフト1位

 

 高卒8年目の中村奨成。だが、プロの世界では苦戦を強いられている。

 

 広陵高(広島)では、1年生でレギュラーを確保した中村奨。3年夏の甲子園での活躍は目覚ましく、全6試合の出場で6本塁打、19安打、17打点など数々の歴代最多記録に並ぶ、あるいは更新する数字を残した。

 

 

 ドラフト1位で広島東洋カープに入団した中村奨は、プロ3年目に一軍デビュー。2021年には一軍で39試合に出場すると、打率.283(53打数15安打)、2本塁打、5打点、3盗塁を記録した。

 

 ところが、以降は一軍定着に至るほどの成績を残せず、ドラフト1位の面影が消えつつあった。外野手登録となった昨季は、30試合の出場で打率.145に終わった。

 

 それでも、今季は一軍で覚醒の兆しを見せている中村奨。すでにキャリアハイの58試合に出場し、打率.261、4本塁打、14打点の成績を残している。

 

 甲子園で金字塔を打ち立てた男が、ついにプロの世界でその力を発揮するのだろうか。

平沢大河

投打:右投左打

身長/体重:176cm/80kg

生年月日:1997年12月24日

経歴:仙台育英高

ドラフト:2015年ドラフト1位

 

 プロ野球人生の岐路に立たされているのが、高卒10年目の平沢大河である。

 

 仙台育英高(宮城)では、1年秋にレギュラーへ定着。3年夏は甲子園で躍動し、3本のアーチを記録。チームの甲子園準優勝に大きく貢献した。

 

 

 ”高校No.1ショート”という評価を受けた平沢に対して、ドラフト会議では千葉ロッテマリーンズと東北楽天ゴールデンイーグルスが1位指名。競合の末、ロッテへの入団が決まった。

 

 ルーキーイヤーからファームで結果を残し、同年5月に一軍昇格。同年は23試合に出場して打率.149に終わったが、高卒1年目から一軍デビューを飾った。

 

 すると、高卒3年目に外野のポジションにも挑戦し、出場機会が大幅に増加。同年は112試合に出場して打率こそ.213だったが、5本塁打、32打点、8盗塁をマーク。パンチ力を見せつけ、レギュラー奪取も見えてきていた。

 

 しかし、翌年以降は伸び悩んだ。2020年からは2年連続で一軍出場すら叶わなかった。2023年は57試合に出場して3本塁打を放つも、打率は.170と確実性に欠けた。

 

 そんな中、昨年12月の現役ドラフトで埼玉西武ライオンズに移籍。だが、ここまで7試合の出場で打率.059と苦しい数字となっている。

 

 厳しい状況が続く平沢だが、ここから状況を打開できるのだろうか。

 

 

【了】