アニメ『名探偵コナン』(読売テレビ・日本テレビ系、毎週土曜18:00~)8月17日は『円谷光彦の探偵ノート3』が放送された。

円谷光彦、吉田歩美、小嶋元太は、喧嘩の現場に遭遇する。喧嘩をしていたのは結田槙夫と結田香蔵。槙夫が怒って居なくなってしまった後、その場に残った香蔵に話を聞くと、二人は偶然オーディション会場で会った兄弟なのだという。オーディションの結果は、香蔵の合格。しかも部屋に入った瞬間、即決だった。状況が推理小説『シャーロック・ホームズ』シリーズの『赤毛組合』と似ていたことから、光彦は香蔵の自宅を調べることを提案する。しかし案内された自宅には、小説のように地下トンネルが掘られている様子はなかった。自宅には骨董品のコレクションがあり、この中にある壺が兄弟喧嘩の原因らしい。一方、光彦たちを探していた江戸川コナンと灰原哀は、槙夫を尾行する不審な男を目撃する……というストーリー。

光彦がメインとなる『円谷光彦の探偵ノート』シリーズの第三回目。今回のストーリーでは、住所と消印の都道府県が違うことや、犯人の逃走ルートに気が付くなど大活躍していた。

SNS上では「光彦、賢い!」「推理力上がってない?」「一人で行動しないで~!」といった、視聴者のリアクションが見られた。元が高校生のコナンと意見を交わして推理する姿には「本当に小学生?」といった驚きの声も上がる。

どんどん向上する推理力の一方、何かを思いつくと一人で行動してしまう光彦の姿に心配の声もある。小学生らしい行動とも言えるが、報連相がしっかりできる冷静さが備われば、視聴者も安心して見守ることができるかもしれない。

【文:山田 奈央】