「南海トラフ地震臨時情報」が発令されてから1週間が過ぎました。食糧や水を備蓄したり防災用品を揃えたりと、万が一のために何かしらの行動をとっている方も多いはず。

巨大地震や津波の被害が心配される中、警視庁警備部災害対策課公式X (@MPD_bousai)が 「津波フラッグ」に関する情報を発信しています。

「津波フラッグ」をご存知ですか。これは海水浴場などにある旗で、津波警報等が発表された時に使うものです。この旗を使えば、遠泳中の方や聴覚障がいの方にも伝達できます。津波フラッグを見たらすぐに海から離れ、高い場所や建物へ逃げてください!
(@MPD_bousaiより引用)

「津波フラッグ」、ご存在でしたか? そんなものがあることすら知らなかった人も多いかもしれませんね。

津波警報等が発令されると、防災無線などで避難を呼びかける放送が流れますが、海では風や波の音にかき消されてしまって、ほとんど聞こえないことも。そんな時に活躍するのがこの「津波フラッグ」です。

防災無線は聞こえなくても、この旗が掲げられているのを見れば「津波警報が発令された」ことは一目瞭然。砂浜から離れた場所で泳いでいても、耳の不自由な方でもはっきりと分かる伝達手段というわけです。

また、津波警報等に気づいたら、津波から身を守るために適した「津波避難場所」や「津波避難ビル」にすぐに向かうことも重要です。その目印となるマークもあるので、覚えておきたいですね。

SNSで紹介されると、「知りませんでした…」「恥ずかしながら『津波フラッグ』初めて知った。覚えておこう」「海へ行く方へ お子様にも見せておくと良いかも」という声が寄せられていました。海の近くに出かける際には、家族で確認しておきましょう!