リクルートの研究機関・就職みらい研究所は8月7日、「就職プロセス調査」の結果を発表した。調査は2024年6月12日~6月18日、学生3,929人(大学生3,070人/大学院生859人)を対象にインターネットで行われた。
2025年卒学生が6月12日時点で就職活動に使用した金額は、平均して8万4,434円と、2024年卒から1,529円増加した。使用した金額の内訳を見ると、「交通費」「公務員試験対策費」「スキルアップ費用」などの項目で、前年に比べて平均金額が増加した。「交通費」の全国の平均金額は前年に比べ増加したが、コロナ禍前の2020年卒と比べると約5割の水準だった。
説明会や選考に参加する形態の希望について聞いたところ、説明会では「オンラインでの実施を希望する」が37.9%、最終面接では「対面での実施を希望する」が48.9%で最も高い結果だった。また、実際の参加形態を見ると、説明会・一次面接では「オンラインのみ」と「どちらかというとオンラインが多かった」の合計がいずれも7割を超え、最終面接では「対面のみ」が最も高く47.8%だった。学生の希望を捉え、企業は各プロセスにおいてオンライン・対面の使い分けを行っている様子がうかがえる。