2010年のデビュー以来、数々の映画・テレビドラマ・舞台・CMなどに出演し、いまや若手のトップ女優としての地位を確固たるものにしている有村架純。そのルックスの良さもさることながら、高い演技力にも定評があります。

今回はマイナビニュース会員402人に有村架純が出演するドラマ作品について聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。

有村架純出演ドラマの人気ランキング

  • 1位:連続テレビ小説ひよっこ(12.3%)
  • 2位:連続テレビ小説あまちゃん(11.5%)
  • 3位:大河ドラマ どうする家康(10.6%)
  • 4位:中学聖日記(6.1%)
  • 5位:SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜シリーズ(5.0%)
  • 5位:石子と羽男-そんなコトで訴えます?-(5.0%)
  • 7位:勇者ヨシヒコと悪霊の鍵(4.7%)
  • 8位:姉ちゃんの恋人(3.9%)
  • 9位:失恋ショコラティエ(3.1%)
  • 9位:海のはじまり(3.1%)

続いてはトップ10までの作品概要とアンケート回答者のコメントを一部紹介します

1位:『連続テレビ小説ひよっこ』(12.3%)

『ひよっこ』は、2017年度上半期放送のNHK「連続テレビ小説」。主演には、2013年前期作『あまちゃん』で、ヒロインの母の少女時代を演じた有村架純が起用されています。

1964年の東京オリンピック前後。有村架純は茨城県北西部の山あいの、福島県にほど近い奥茨城村に育った米農家の長女・谷田部みね子(やたべ・みねこ)を演じました。みね子は、出稼ぎのために東京へ行った父・実が正月に帰宅しなかったことをきっかけとして集団就職で上京。様々な苦労を乗り越えながら、懸命に生きていく姿を描いています。

「脚本、演出、演者による三位一体の良質な作品」(堀江南)と評価の高い本作。ヒロインの朴訥な人物造形など、有村架純の演技も評判を呼びました。

ユーザーからは、「とても面白くて、全話観ました」「好演していたし、よい作品」「茨城弁でしゃべっているのがかわいかった」「田舎の少女が成長していく姿がよかった」「とにかく、訛っていて可愛かった印象しかない」などの声が寄せられています。

ユーザーコメント

  • 「役がピッタリ合っていて演技もうまかった」(男性・42歳)

  • 「キャラクターと本人が合っていて、演技がよくて印象的でした」(男性・41歳)

  • 「演技でしぐさや表情など様々な、有村架純らしい面が出ていると思った」(男性・21歳)

  • 「有村架純さんの普段の演技とは違う、素朴な感じが良かった」(女性・44歳)

  • 「よく見てたドラマ。ほっこりとして良い味、出していた。まさかここまで売れるとは思わなかった」(女性・58歳)

  • 「みね子役がぴったりで、朝ドラでは珍しくどこにでもいそうな普通の女の子。茨城弁で周りの人の言動・行動にツッコミをいれる立ち位置が面白かった」(男性・51歳)

  • 「田舎から就職で上京し、父親の行方不明事件や勤め口の廃業などの困難を周囲の人との良縁にも恵まれ、乗り越えていくところが印象に残っている」(男性・51歳)

  • 「泣きました。そして、彼女の作品の中でも断然にかわいいと思います。この作品で彼女が好きになりました。毎朝見るのが楽しみな作品でしたが、終わりかたはいまいちグダグダ感があった気がします。しかし、彼女のかわいさはこの作品で全国に広まったことだと確信してます」(男性・56歳)

2位:『連続テレビ小説あまちゃん』(11.5%)

『あまちゃん』は、2013年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」。東北・北三陸の小さな田舎町で、能年玲奈(のん)演じる主人公・黒川/天野アキ(くろかわ/あまの・あき)が海女を目指し、やがてアイドルグループを率いて東京での成功ヘ向かって努力を重ねる姿を描きます。

本作で有村架純は、小泉今日子演じるアキの母、天野春子(あまの・はるこ)の若かりし頃、アイドルを目指し奮闘する姿を演じています。

主演の能年玲奈のほか、松岡茉優、橋本愛、足立梨花など、のちにブレイクを果たす若手女優を多数輩出した本作。なかでも有村架純の、その後の活躍ぶりは特に印象的です。

コメントでは、「かわいいな、と認知した最初だった」「とても可愛いらしい子だと認識したきっかけ」「言葉遣いや元気な感じが可愛くて印象に残っている」「かわいいから好き。狸顔がいい」など、その元気でキュートな佇まいを好感する声が多く聞かれました。

ユーザーコメント

  • 「元気な笑顔が素敵です。思い出しますね」(男性・28歳)

  • 「昭和のアイドルをよく表現していて良かった」(女性・歳)

  • 「主人公の母の若い頃という、昭和らしい役柄が良かった」(男性・44歳)

  • 「この作品で有村さんを知りましたが、とても印象に残る存在だったからです」(女性・歳)

  • 「朝ドラの中でもいちばん好きな作品であり、それに出演していたことが印象に残っています」(男性・50歳)

  • 「『あまちゃん』といえば主人公の能年玲奈が人気だが、若かりし頃の母親である天野春子役を演じた有村架純もとても魅力的で、『春子の若い頃はこんな感じだったんだろうな〜』という雰囲気がとても良く出ていたと思う」(男性・53歳)

3位:『大河ドラマ どうする家康』(10.6%)

『どうする家康』は2023年放送の、NHK大河ドラマ。戦国時代から江戸時代を舞台に、徳川家康の生涯を新たな視点で描いた作品です。主人公の徳川家康役は、松本潤が務めました。

有村架純は、家康の正室である瀬名(せな)役で出演。朗らかな性格で夫を支え、家臣からも慕われる瀬名は、家康がのちに天下人となる際にも大きな役割を果たします。道半ばで自死を選んだ彼女ですが、その信念は死後も家康に大きな影響を与え続けます。

一般的に悪女のイメージが強かった瀬名の、新たな一面にスポットを与えた本作。コメントでは「ダメな家康を支える妻を好演」「上手く役にはまっていたと思う」「瀬名の演技に涙した」「有村架純演じる築山殿が、可愛く、そして凛々しかった」など、その演技を讃える声が多数届いています。

ユーザーコメント

  • 「彼女の演技力が十分に発揮されている作品」(男性・56歳)

  • 「主役と言って良いほど大活躍でした」(女性・43歳)

  • 「悲運であった徳川家康の妻の役をはかなくも華麗に演じ切って、最も印象に残っている」(男性・53歳)

  • 「とかく悪女のイメージが強い築山殿像を一新する新鮮さがあったので」(男性・55歳)

  • 「毎週欠かさず1年間も見ていたので、印象的だった。史実で言われている悪妻のイメージを一新した」(女性・57歳)

  • 「一番記憶に新しく、死の解釈、斬新な演出などが良かった。もちろん演技も良かったです」(男性・55歳)

4位:『中学聖日記』(6.1%)

『中学聖日記』は、かわかみじゅんこのマンガを原作としたテレビドラマ。2018年、TBSテレビ系火曜ドラマで放送されました。キャッチコピーは「教師としてあるまじき、純愛。」。有村架純は、主人公の中学校教師・末永聖(すえなが・ひじり)を演じています。

聖は、中学3年生のクラスを受け持つ国語教師。自身が大人になりきれていないと感じ、劣等感を覚える一面を持っています。一方、彼女の教え子である、岡田健史演じる中学3年生・黒岩晶(くろいわ・あきら)は成績優秀、運動神経抜群の魅力的な少年。聖は晶から真摯な恋心を打ち明けられ、次第に惹かれていきます。

中学校の女性教師と生徒との恋という、スキャンダラスな内容を含んだ本作。ユーザーからは、「インパクトが強かった」「教えごとの恋愛模様にドキドキハラハラした」「禁断の恋だけどラストのハッピーエンドでよかった」など、その緊張感あふれる展開を好感する意見が多くありました。

ユーザーコメント

  • 「あまりにはまり役で、演技の上手さにびっくりしたした」(女性・48歳)

  • 「教師と生徒の禁断の恋に胸がキュンとなり何ともいえずせつなく、毎回観ていた」(女性・55歳)

  • 「有村架純だからこそ成立する役。久しぶりに恋愛ドラマでドキドキしたのを覚えている」(男性・47歳)

  • 「先生と生徒の恋愛物はどこか抵抗があったが、有村架純が中和してくれて最後まで観た」(男性・39歳)

  • 「このドラマは先生と生徒という良くない関係で、一歩間違えると犯罪になるハラハラするあらすじでした。有村さんが単独初主演ということも理由の一つです」(男性・50歳)

5位:『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜シリーズ』(5.0%)

『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』は2010年、TBS系列「金曜ドラマ」枠で放送された刑事ドラマ。戸田恵梨香・加瀬亮のダブル主演作となります。

捜査一課が手に負えない超能力などを使った特殊な事件を捜査するために警視庁公安部が設立した未詳事件特別対策係、通称“未詳(ミショウ)"。戸田恵梨香演じるIQ201の天才であり変人の当麻紗綾(とうま・さや)と、加瀬亮演じる警視庁特殊部隊 (SIT) 出身で叩き上げの瀬文焚流(せぶみ・たける)の2人がバディとなり、特殊能力(SPEC)を持った犯人と対決します。

有村架純は、“未詳”に出入りする婦警で、後に司法修習生となる正汽雅(まさき・みやび)役で出演。竜雷太演じる未詳の嘱託係長・野々村光太郎(ののむら・こうたろう)の愛人でもあり、彼とのコミカルなやり取りも名物となっています。コメントでは「面白くてかわいかった」「演技がとてもうまく、楽しめた」「見ていて、かわいかった記憶がある」など、キュートでコメディ・リリーフ的なキャラを賞賛する声が集まっています。

ユーザーコメント

  • 「内容が面白くて、可愛い役だった」(女性・33歳)

  • 「かわいくて印象的なキャラだったからです」(女性・34歳)

  • 「まだ若くて初々しさがあった」(男性・59歳)

  • 「ハラハラドキドキ感がありつつ、ユーモアもあって面白かったので」(男性・52歳)

5位:『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(5.0%)

『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』は2022年、TBS系「金曜ドラマ」枠にて放送された"リーガルエンタテインメント"ドラマ。有村架純と中村倫也の主演作となります。

有村架純演じる東大卒のパラリーガル"石子"=石田硝子(いしだ・しょうこ)と、中村倫也演じる高卒の弁護士"羽男"=羽根岡佳男(はねおか・よしお)がバディを組み、2人の元に持ち込まれるさまざまなトラブルを解決していく姿をコミカルなタッチで描きます。

"真面目でコツコツ積み上げていく、そして石のように頭が固い"「石子」と、"羽のように軽やかな性格の"「羽男」の凸凹コンビ。お互いのコンプレックスに向き合いながら、ともに成長していく様が本作の魅力です。ユーザーからも「掛け合いがおもしろかった」「全て見ていた! セリフが長いのにすごい」「中村倫也との関係性がとても良かった」など、二人のコンビネーションの良さを絶賛するコメントが多数ありました。

ユーザーコメント

  • 「2人の友だち以上恋人未満の関係が良かった。曲も良かったです」(女性・52歳)

  • 「中村倫也が好きで見てみたけど、有村架純と良いコンビで、内容も面白くて、毎週楽しく見れた」(女性・35歳)

  • 「ドラマの出来は一寸ぬるい感じもしたが、テンポが良くて見やすかった。主役二人の掛け合いが面白くて良かった」(女性・54歳)

  • 「自信を無くした中村倫也と、司法試験会場前で事故を目撃してトラウマになった有村架純の力を合わせて裁判に挑んでいく序盤と、お互いの自信を取り戻していく後半がいい流れの物語」(男性・53歳)

7位:『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』(4.7%)

『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』は2012年、テレビ東京系「ドラマ24」で放送されたテレビドラマ。2011年の『勇者ヨシヒコと魔王の城』の続編・第二章にあたります。主人公のヨシヒコ役を、山田孝之が演じています。

前作で、勇者ヨシヒコが魔王ガリアスを打倒してから100年後。何者かによって魔物の封印が解かれ、世界は再び魔物が跋扈する時代になっていました。救いを求める人々の声を聞き届けた仏は、ヨシヒコたちを復活させるも、セーブを忘れていたため"レベル0"で復活してしまいます。無力となったヨシヒコたちは、魔物を封印する「悪霊の鍵」を探して旅に出ることになります。

有村架純は、第7話『無敵!?偽りの勇者を討伐せよ!キラナ村の伝説』に登場。ムラサキ(木南晴夏)を偽った、偽ムラサキを演じています。ムラサキよりも可愛らしい姿で、料理も得意という設定で、村の男性陣の心を奪います。

脱力系コメディである本作へは、「役にすごくはまっていた」「面白かったし、楽しかった」「パロディ要素が多くて面白い」などのコメントが寄せられています。

ユーザーコメント

  • 「癖のある番組で面白かった」(男性・55歳)

  • 「ユルイ感じの脱力感が面白いところ」(男性・40歳)

  • 「とても面白い作品で、彼女の演技力も光っていたからです」(男性・44歳)

8位:『 姉ちゃんの恋人』(3.9%)

『姉ちゃんの恋人』は2020年、フジテレビ系「火曜21時枠」で放送されたテレビドラマ。有村架純は主人公・安達桃子(あだち・ももこ)を演じました。キャッチコピーは「つづけ、幸せ。」。

9年前、高校3年生の桃子は交通事故で両親を亡くし大学進学を断念、残された3人の弟たちを養うためにホームセンターで働き始めます。やがて彼女は職場で出会った、林遣都演じる吉岡真人(よしおか・まなと)に恋をします。しかし彼は、背負った過去ゆえに「自分は幸せになってはいけない、他人に関わってはいけない」と固く心を閉ざしていました。

人生を真摯に、健気に生きる若い男女の純愛を描いた本作。コメントでは、「面白かったです。可愛かった」「女優さんの可愛さがよく伝わって、ドキドキした」「ピタッとしたはまり役だった」などの感想が寄せられました。

ユーザーコメント

  • 「とても可愛くて、演技も上手で良かった」(男性・53歳)

  • 「有村架純が弟たちを養いながらも明るく、可愛く生き生きとしている様が、観る人に元気を与えてくれる」(男性・45歳)

9位:『失恋ショコラティエ』(3.1%)

『失恋ショコラティエ』は、水城せとなのマンガ作品を原作としたテレビドラマ。2014年、フジテレビ系「月9」枠で放送されました。主演は、松本潤と石原さとみが務めています。

松本潤演じる小動爽太(こゆるぎ・そうた)は、「ショコラ・ヴィ」オーナーショコラティエ。石原さとみ演じる高橋紗絵子(たかはし・さえこ)は、爽太が15歳のときから片想いをしている既婚女性で、現在は吉岡姓となっています。紗絵子への思いを未だ断ち切れない爽太と、家庭を顧みない夫に疲弊する紗絵子。そんな2人は、思わぬかたちで再接近することになります。

有村架純は爽太の妹で、20歳の大学生・小動まつり(こゆるぎ・まつり)役で出演。素直で明るい少女ですが、辛い三角関係の恋に悩む姿を演じています。ユーザーからは、「このドラマははまっていた」「毎回、子どもと一緒に見ていた」「原作も読んでいたから、役柄も合っていると思った」などのコメントが届いています。

ユーザーコメント

  • 「一番印象に残ったドラマ。架純ちゃんが若くてほわほわしてて好き」(女性・46歳)

9位:『海のはじまり』(3.1%)

『海のはじまり』は2024年、フジテレビ系「月9」枠で放送中のテレビドラマ。主演は目黒蓮が務めています。

目黒蓮演じる月岡夏(つきおか・なつ)は、かつて交際していた恋人の死の報を受け、彼女の葬儀に赴きます。そこで出会った海という少女が、自分の実子であることを知った夏。娘の存在を知った彼は、父親としての役割を果たそうと奮闘していきます。

有村架純は、夏と交際中の恋人・百瀬弥生(ももせ・やよい)役で出演。元恋人の死をきっかけに、娘の存在を知る主人公の恋人という難しい役どころをどう演じていくのか、今後の展開が楽しみな作品です。ユーザーからは「今一番面白いドラマ」「一番新しい番組で、記憶が鮮明」「今現在リアルタイムで放送されていて気になる」など、現在進行形の作品ならではの感想が寄せられました。

ユーザーコメント

  • 「今このドラマを楽しみにしていて、役も合ってると思うから」(女性・45歳)

有村架純が出演したドラマランキングのまとめ

若手のトップ女優の一人として、大きな存在感を示す有村架純。知名度を急上昇させた『あまちゃん』、その後主演を務めた『ひよっこ』、近年の『どうする家康』など話題作にはこと欠かず、順調にキャリアを重ねています。

今回のアンケートでは、キュートなルックスへの評価はもちろんのこと、「役によく合っていた」「役柄が似合っていて共感できた」「主人公をうまく演じていた」など、その確かな役作りへの賞賛の声が目立ちます。若手実力派女優として、今後のますますの活躍が期待されますね。

調査時期: 2024年7月19日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計402人(男性:288人、女性:114人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート