「フラガリアメモリーズ 1st LIVE & FAN MEETING ~Wish is ...~」の様子。

サンリオのメディアミックスプロジェクト「フラガリアメモリーズ」のイベント「フラガリアメモリーズ 1st LIVE & FAN MEETING ~Wish is ...~」が、8月10日・11日に埼玉・大宮ソニックシティで開催された。本記事では1日目公演の様子をレポート。イベントは同作初の3DCGライブパート、声優によるファンミーティングパートで構成され、さらにハローキティも会場に駆けつけた。

2023年に始動した「フラガリアメモリーズ」。主(ロード)であるハローキティたちに仕える“フラガリアの騎士”、通称フラガリアたちの物語が、ボイスドラマやオリジナル楽曲で展開されている。イベントの前半は約1時間に及ぶ3DCGライブパート。ハルリットらRED BOUQUET、シエロモートらBLUE BOUQUET、バドバルマらNOIR BOUQUETの3つのユニットが、これまで発表してきた楽曲を惜しみなく披露していく。動く姿を披露するのはこれが初めてということもあり、優雅でロマンチックな楽曲からヒップホップテイストのクールな楽曲まで、フラガリアたちが目の前で歌い踊る姿に観客も沸き立つ。それぞれのユニットのMCもたっぷり展開され、1人ひとりの性格や主への思い、互いに交流を深めていくさまがうかがえた。

イベント後半のファンミーティングパートには、公演ごとに異なる声優が出演。1日目にはRED BOUQUETよりハルリット役の梶原岳人、メロルド役の林勇、リミチャ役の日向朔公、サナー役の仲村宗悟、BLUE BOUQUEよりウィルメッシュ役の千葉翔也、NOIR BOUQUETよりバドバルマ役の武内駿輔が参加した。最初のコーナーは、生朗読を披露する「ボイスドラマ名場面集」。キャスト陣はハルリットとリミチャやサナーの出会いの場面や、メロルドがハルリットに自分の騎士道について語る場面、クロードとウィルメッシュのやり取りや執務室でのバドバルマを演じ、その中から伺えるフラガリアたちの性格や、今後の成長への期待を語り合った。

「フラガリアの騎士模擬試験」のコーナーでは、進行役の千葉を除く5人が「主肖像画ペインティング」に挑戦した。お題に沿った主のイラストを30秒で書くというもので、お題は「キッチンで空飛ぶ唐揚げを作るハローキティ」「花畑でたくさんのクッキーを持ってピクニックしているマイメロディ」「お弁当を食べながら海でバカンスを楽しむKIRIMIちゃん.」「南の島でバレエの練習をするウサハナ」「銀座の高級お寿司をたらふく食べるバッドばつ丸」と難易度高め。林の描いたマイメロディには客席から悲鳴が上がり、林は「真面目に描いてこれなの!」と主張する。日向の描いた見事なKIRIMIちゃん.の絵には自然に拍手が沸き起こり、それぞれの個性あふれるイラストが会場を盛り上げた。

最後はキャスト陣がひと言ずつ今日の感想を述べていく。千葉は「何を話してもキャッチしてくれて、キャラクターのあるあるを言うと、皆さんがすごくうなずいてくれる」と温かい観客に感謝し、武内は主であるバッドばつ丸に「いつかお会いしたい」と次のイベント開催を早くも希望する。仲村は「仲間感がすごい」と今日のメンバーの空気感を振り返り、「ほかのメンバーたちとも仲を深めて、楽しく『フラガリアメモリーズ』の物語をつむいでいけたら」と意気込んだ。

日向は「皆さんから笑顔の花束をいただきました!」とにっこり。林は「絵以外は貢献できたんじゃないか(笑)」と苦笑いしつつも、「『フラガリアメモリーズ』、これからさらに盛り上がっていくと思います」とアピールした。そして梶原が「いつかキティ様にもお会いしたいですし、また皆さんとも違う形で、イベントでお会いできることを楽しみにしております!」と挨拶しイベントは閉幕かと思いきや、最後はサプライズの形で、8月6日に公開されたばかりの新曲「Bouquet of Wishes」をキャスト6人で歌唱。「フラガリアメモリーズ」として初めて楽曲が生で歌われる場面に立ち会ったファンは、ステージへ大きな歓声と拍手を贈った。

2時間半を超えるイベントの最後には、開演前にグリーティングを行っていたハローキティもステージに。梶原は「お初にお目にかかります」と膝をついて挨拶し、仲村は「電話番号教えてくれますか?」と話しかけてキャスト陣からのツッコミを浴びる。ハローキティとともに写真撮影を行った後、梶原はハローキティと手をつないでステージを後にした。

「フラガリアメモリーズ 1st LIVE & FAN MEETING ~Wish is ...~」計3公演はいずれも配信が行われ、8月31日までアーカイブ視聴が可能。また全3公演を収録したBlu-rayの発売も決定した。

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