江原啓之「幸せな人は意地悪をしない。悪口を言う人は、寂しいからやっているんです」
スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
8月4日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。

江原啓之



<リスナーからの相談>
ここ2年ほど、人間関係でつらいことが続いています。心から信頼していた人が離れていったり、仲良くしていると思った人が音信不通になったり、自分は必要とされていないのだと感じることが度々あります。

また、お店を経営しているのですが、インターネットでひどいことを書かれました。ただ一生懸命やっているだけなのに、面と向かってではないからこその、辛辣な言葉の攻撃には精神的にやられてしまいます。

そのようなことがある度に、自分自身を見つめ直し前向きに生きようと思うのですが、何度も続くと、ますます自分が否定されている気分になります。これまでの人生で1、2回あったかなというつらいことが、ここ数年で何度も押し寄せて、引きずっているような感じでつらいです。これは、何かの罰でしょうか。どのように受け止めれば良いのでしょうか。アドバイスいただけますと幸いです。

<江原からの回答>
相談者さんは、他人を軸に生きているんです。だから友達がどうとか、やれ人の言葉とかでやられてしまう。要するに、自分が軸で生きていないですよね?

例えば天丼が食べたいと思ったとき、私は自分で天丼を食べに行くタイプです。相談者さんの場合だと「いつもお友達と私の食べたいものが違っていて、私が食べたいものを食べに行けないんです」と言いそうですよね。食べたきゃ、自分で食べに行きゃ良いじゃない。なんで友達がそうするからといって、全部を合わせなければいけないのでしょう。分かりやすく例えましたが、これが“自分軸”と“他人軸”です。

そして自分のことは自分が一番よく知っているのです。人からどうこう言われようと、自分のことは自分が一番よく知っているんだから「この人は何も分かってないなぁ」と思えば良いだけじゃないですか。

人生、いろいろとつらいと思うこともありますが、つらいだけの日ってありますか? いろいろな日がありますよね。私は、すごく傷ついたり打ちひしがれたりしても、「でも、こんなときに笑えたりして?」と思うと、笑っちゃったりするんですよね。そうしたら「自分って強いな」と思えるんです。

そうは言っても、私も繊細で傷つくことはあるんですよ。仲良しの神社のお母さんがいるのですが、あるとき「私、江原さんのことが大好きなのよ! 全ての宗教から嫌われているけどね!」と言われて、「えっ……そう? 私ってそこまで嫌われているかな……」なんて、さりげなく傷ついてしまったことがありました(笑)。今となっては、すべて笑い話ですけれどね。

だから相談者さんもそんなに思い詰めないでください。誰もが目的を持って生まれてきたんです。「幸せな人は意地悪をしない」ので、悪口を言う人も、寂しいからやっているんですよ。そうした人も、かわいそうですよね。よくよく自分の人生を見てみると、「自分って恵まれているな」と思うこともあるかもしれませんよ。お店を経営されているのだって、幸せなことですよね。自分でいろいろと、生きたいように生きられるのですから。

江原啓之、奥迫協子



●江原啓之 今夜の格言
「すべての人が天のしずくなのです」


<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子