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大会10日目となる8月4日。フェンシングは男子フルーレの団体が行われ、決勝で日本はイタリアに勝利し、初の金メダルを獲得。フルーレ団体では、ロンドン大会での銀メダル以来、3大会ぶりのメダル獲得、そして初の金メダル獲得となった。

日本フェンシングは、ここまで男子エペ個人で金、男子エペ団体が銀、女子フルーレ団体とサーブル団体が銅を獲得しており、これで5つ目のメダル。パリで存在感を示した日本フェンシングが、最終種目を金メダルで締めくくった。

ゴルフは男子の最終ラウンドが行われ、松山英樹がスコアを6つ伸ばし、通算17アンダーで銅メダル。前回の東京五輪では、プレーオフでメダルを逃した松山が雪辱を果たした。ゴルフでは、女子の稲見萌寧が東京大会で銀メダルを獲得したのに続き、男子では初のメダルとなった。

陸上では、男子100m準決勝に出場したサニブラウン アブデルハキームが、自己ベストを更新する9秒96をマークしたが、3組の4着となり決勝進出とはならなかった。金メダルはノア・ライルズ(アメリカ)で9秒79のタイムだった。

男子110mハードルの予選に出場した、泉谷駿介と村竹ラシッドはともに準決勝進出を決めたが、高山峻野は敗者復活ラウンドに回ることとなった。男子走り幅跳びの予選には、前回の東京五輪で、6位入賞の橋岡優輝が出場したが、決勝進出の上位12人の中に入れず、予選敗退となった。

競泳の女子400mメドレーリレー決勝、日本は第1泳者から背泳ぎの白井璃緒、平泳ぎの鈴木聡美、バタフライの平井瑞希、自由形の池江璃花子の布陣で臨み、3分56秒17のタイムで5位と健闘した。

決勝トーナメント進出に向けて崖っぷちのバスケットボールの日本女子は、予選最終戦でベルギーと対戦し、58-85で敗れたため、3連敗で予選敗退となった。東京五輪に続き、2大会連続メダル獲得はならなかった。また、バレーボールの日本女子も予選リーグ敗退が決まった。

テニスの男子シングルス決勝は、5度目の出場で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、カルロス・アルカラス(スペイン)に勝って、4大大会の優勝と合わせた「生涯ゴールデンスラム」を達成。男子はアンドレ・アガシ、ラファエル・ナダル、女子はシュテフィ・グラフ、セリーナ・ウイリアムズに続き、史上5人目の快挙となった。

<8月5日(月)みどころ>

◆レスリング 男子グレコローマンスタイル60キロ級/女子フリースタイル68キロ級 ほか

日本のお家芸ともいえるレスリングが始まる。多くの選手が五輪初出場となり、新世代の活躍に期待がかかる。

そんな中、先陣を切るのは、東京五輪で銀メダルを獲得している男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎。東京のリベンジに燃える文田が好スタートを切り、日本勢に勢いをもたらすことが出来るか。一方、女子フリースタイル68キロ級の尾崎野乃香は初出場となる。尾崎は2022・23年の世界選手権で2連覇を果たしており、メダル獲得に期待がかかる。

◆卓球 団体1回戦 女子 日本×ポーランド/男子 日本×オーストラリア

卓球の女子団体には、早田ひな、平野美宇、張本美和の3人が出場。女子団体は、ロンドンで銀、リオで銅、東京で銀と、ここまで3大会連続でメダルを獲得している。パリでは悲願の金メダル獲得なるか。男子団体には、張本智和、篠塚大登、戸上隼輔が出場。東京五輪では銅メダルを獲得しており、さらなる高みを目指す。

◆スポーツクライミング 男子 複合予選

パリ五輪では「ボルダー&リード」の2種目複合と、「スピード」の単種目が行われるが、日本選手は複合のみの出場となる。男子複合予選には、安楽宙斗と楢崎智亜が出場。東京五輪で惜しくも4位となった楢崎は悲願のメダル獲得に期待がかかる。

現役高校3年生で、五輪初出場となる安楽は、ボルダーとリードの2種目、さらに複合種目の3つで、現在世界ランキングのトップに立ち、最も金メダルに近い存在だ。脅威の17歳がパリでも頂点に立つことができるか。

◆陸上男子3000m障害予選、400mハードル予選

男子3000m障害の予選には、日本記録保持者の三浦龍司が登場。昨年の世界選手権では6位入賞を果たしており、東京に続き2大会連続の決勝進出を目指す。男子400mハードルには五輪初出場の豊田兼が登場。フランス人の父を持つ豊田が、父の祖国で日本勢初の五輪ファイナル出場を手にすることが出来るか。また、男子200mの予選には鵜澤飛羽、上山紘輝、飯塚翔太が出場する。