7月に山開きするやいなや、国内外から多くの登山客が押し寄せている富士山。“弾丸登山”を決行したり、山小屋前で野宿したりと、登山客のマナーの悪さとともに不十分な備えによる事故が問題となっています。
そこで今回は、富士山頂にも郵便局を構える日本郵政公式X(@JapanPostHD_PR)の投稿から、「ダメな富士山登山ファッション」を紹介します。
随分と軽装ですね。近所でウォーキングしたり、「ちょっとコンビニ行ってきまーす」と言いそうなファッションばかり。こんな格好で日本一の富士山に登るなんて、信じられません! しかし、これらは全て富士山頂郵便局の社員さんたちが実際に目撃したもの。
いったいどんな無謀ファッションなのか、具体的に見てみましょう。
富士山頂郵便局の社員は見た!「無謀富士登山ファッション」
富士山頂が南国リゾートだと思ってる人
岩の多い富士山を登るには強度のある登山靴が必須なのですが、スニーカーで登ってきてしまったようです。また、夏場でも山頂の気温は10℃程度と、南国リゾートとは程遠い環境です。半袖・半ズボンはもってのほか。
山頂まで走ってきてから防寒具がないことを後悔するランナー
一見、動きやすい格好で間違いではないように感じるかもしれませんが、富士登山に上着やレインコートなし、飲料水なしはあり得ません。身軽さを重視しすぎて、備えが不十分になってしまっています。また前述と同様に、靴底の薄いランニングシューズは強度的に不向きです。
富士登山と週末ゴルフの区別がついてない人
スポーティなファッションですが、上着やレインコートといった防寒着をはじめ、それらを携帯するためのリュックサックが必須。そしてやっぱり、富士登山には登山靴やトレッキングシューズがベストです。
学校指定のウィンブレとサンダルで登って来た無謀高校生
裸足にサンダルでは、登山中に岩などで足を痛める可能性が大。ジーンズも登山には不向きで、裏地のない薄いウィンドブレーカーでは富士山の風雨や気温に耐えられません。
いかがでしたか? どれも無謀ぶりが過ぎてビックリしちゃいましたが、これだけではありません。このほかにもこんな無謀ファッションが……。
- 給水も防寒も考えずに富士山頂まで登ってきた限界ミニマリスト
- 川遊びの気持ちで富士登山に来ちゃった人
- 風速20メートルの世界で折りたたみ傘をさしている人
- 荷物が多すぎて郵便局で捨ててくださいと言ってきた人
- ご近所のコンビニにいくノリでご来光を拝みに来た人
日本郵政のホームページには、こうした無謀ファッションの詳細のほか、富士登山に適したファッションなどの情報や、富士山頂郵便局で働く社員さんへのインタビューも掲載されています。
これから富士登山を考えている方は、ぜひ、参考になさってくださいね。