Klookは7月29日、「2024年夏の旅行動向に関する調査」の結果を発表。同調査は2024年7月8日〜15日の期間、Klookの国内ユーザー3,957人を対象にインターネットで実施した。
はじめに、今年の夏に旅行を予定しているかを聞いたところ、82.1%が「はい」と回答した。昨年の同時期に実施した調査では84.2%であったため若干の減少となったという。
また、旅行先は72.4%が「国外」と回答。昨年の調査では57.3%であったため、昨対比+15.1%で増加傾向にあるという。
海外旅行を予定している人に対し、旅行先について質問したところ、「韓国」が1位という結果に。次いで、「台湾」「タイ」「ベトナム」と続いた。同社によると「円安の影響が比較的少なく、また短期で楽しめる近場のアジア地域に人気が集まっている」としている。
今年の夏の旅行予算について調査したところ、国内旅行は「5万円~10万円未満」(33.8%)が最も多い結果に。海外旅行は、「30万円以上」が27.5%と最も多いものの、次いで「5万円~10万円未満」が19.8%、「10万円~15万円未満」が18.6%と予算の大小が二分化された。
今年の夏の旅行先決めに影響している社会的要因について調べたところ、「社会的な要因は影響しない(自分の行きたいところにした)」と回答した人が過半数を占め、大半の旅行者が社会的な要因を気にせず、自由に行きたい場所に旅行する予定だということが明らかに。
一方で、影響を受けているという社会的要因として最も回答が多かったのは「円安」で36.6%であった。
また、円安の中での旅行の工夫について尋ねたところ、「ずらし旅」「マイルやポイントを活用」「円安の影響を受けにくい旅行先に変える」といった工夫の回答が多くあった。回答の中には、「飲食物を日本から持参する」「旅行サイトのキャンペーンを利用する」といったコメントもあった。