国土交通省は2日、都市鉄道の混雑率調査結果(2023年度実績)を公表した。JR東日本が運行する東京圏の路線で、2023年度の混雑率が最も高かった埼京線は混雑率160%に。中央快速線や武蔵野線、東海道線なども150%台の高い混雑率となった。

  • 埼京線は2023年度、最混雑区間の板橋駅から池袋駅まで混雑率160%に

埼京線は最混雑区間の板橋駅から池袋駅まで、輸送力2万8,040人(10両×19本)に対し、輸送人員4万4,960人で混雑率160%。日暮里・舎人ライナー(混雑率171%)、広島電鉄(混雑率164%)、東京メトロ日比谷線(混雑率162%)に次いで、全国で4番目に混雑率の高い路線となった。

中央快速線は最混雑区間の中野駅から新宿駅まで、輸送力4万1,440人(10両×28本)に対し、輸送人員6万5,510人で混雑率158%。武蔵野線は最混雑区間の東浦和駅から南浦和駅まで、輸送力1万6,576人(8両×14本)に対し、輸送人員2万5,200人で混雑率152%。東海道線は最混雑区間の川崎駅から品川駅まで、輸送力3万1,348人(13両×17本)に対し、輸送人員4万7,400人で混雑率151%。京浜東北線は最混雑区間の川口駅から赤羽駅まで、輸送力3万4,040人(10両×23本)に対し、輸送人員5万1,080人で混雑率150%とのことだった。

その他、総武快速線の新小岩駅から錦糸町駅まで混雑率148%、京浜東北線の大井町駅から品川駅まで混雑率146%、南武線の武蔵中原駅から武蔵小杉駅まで混雑率146%、総武緩行線(各駅停車)の錦糸町駅から両国駅まで混雑率141%だった。