俳優の生瀬勝久が、3日に放送される日本テレビのバラエティ番組『メシドラ 兼近&真之介のグルメドライブ』(毎週土曜11:55~※関東ローカルほか、TVerで見逃し配信あり)に出演する。

  • 左から満島真之介、生瀬勝久、EXIT兼近大樹=日本テレビ

■生瀬勝彦、俳優としてストイックな一面見せる

生瀬が待っていたのは「披露山公園の展望台」。ドラマで満島真之介と共演したことがある生瀬は「メシドラやってるでしょ、呼べよー」と声をかけ、出演が決まったよう。富士山と江の島が一望できる景色と生瀬の登場にテンションが上がりすぎた満島は「うるせぇな、お前」と生瀬に怒られながら、絶景の海をバックに、ではなくただの茂みの中のタイトルコールでメシドラがスタートする。

早速車に乗り込み最初の話題は、俳優としての達成感について。学生時代から30年以上、毎年舞台に出演してきた生瀬にとってコロナ禍の1年で初めてそれが途絶えた時は「自分にとっては色々な思いがあってすごいこと」だと思っていたが「周りの人にとってはどうでもいいこと」なんだと感じたという。出演したドラマの視聴率が良かったとしても「みんなの力」で「自分の手柄ではない」という思いがあると言う。満島も「実感として返ってこないものはいっぱいある」と共感するとEXIT兼近大樹は「俳優さんたちってどこで気持ちよくなるんだろう」と思うことがあるとか。これに対して生瀬が「これ以上は無理ってとこまでやったのか? っていう自問自答はある」と俳優としてのストイックな一面を見せる。

本日最初のお店はオーシャンビューのおしゃれなカフェ「surfers 逗子」。素敵すぎるテラス席で生瀬の若手時代の話に。生瀬の最初の芸名は槍魔栗三助(やりまくりさんすけ)。学生時代に所属していたお笑い研究会で鰻登源八(うなぎのぼりげんぱち)と漫才コンビを組んでいたという。その後市議会議員として教育問題に取り組んでいた母親への配慮で名前を変える決断をして、母親から提案された生瀬凡太郎と生瀬伯柳を蹴って本名の生瀬勝久にしたと語る。そして 34・5歳の時に蜷川幸雄さんの舞台に出演した時の話も。「真田広之さんがハムレットで松たか子ちゃんがオフィーリア。まだ全然売れてない松重(豊)くんとか田中哲司とか。みんなで釣りとか行ったもん」と楽しそうに思い出を語る。

■兼近大樹、生瀬勝彦の結婚式に行かない理由に共感

そこから話は人付き合いの仕方に関して。友達は作らないし冠婚葬祭にも全然行かないという生瀬。「八嶋智人くんが結婚するときに行くって言ってドタキャンして、それが悪かったな」と思った生瀬はなんと、「だからもう行くって軽々しく言わないでおこう」と驚がくの結論に至る。「大体別れるじゃん? 結婚したって」とまさかの生瀬の発言を聞いた兼近の反応は「全く同じです」。相方りんたろー。の結婚式でさえ「行きたくなさ過ぎて、金1銭も払わないでメシだけ食って帰りました」とこちらも負けずにインパクト大のエピソードを伝える。

次のお店に向かう車中で「自分が女性だったら肌を露出するか」といういつもの小学生議論を軽快にこなしてたどり着いたのは逗子海岸の絶景が広がる「レストラン ラ・マーレ」。ここで再びお笑いを目指していた生瀬の大学時代の話題に。同志社大学喜劇研究会に所属していた生瀬は「俺も面白くなりたいってずっと思っていたけどお芝居に出会ってお笑いはもう無理だと思った」と当時を振り返る。「で、僕のサークルの後輩がカズレーサーなんだよ」と意外な名前が突然飛び出す。「餓狼伝説」のジョー・ヒガシの声が生瀬だった、というわかる人にだけわかるネタで盛り上がりながら最後にやってきたのは「長柄桜山古墳群」。富士山と江の島の絶景をバックに旅にかかった代金を誰が支払うか決めるゲーム。今日のゲームはそこらへんに落ちてた木の枝を使った超地味なゲームだが、果たして支払うのは。

【編集部MEMO】
『メシドラ』は、兼近と満島がゲストを迎えて台本なし、仕込みなしのグルメドライブを敢行。食べたグルメの料金は自腹となり、その場の“男子校”ノリで誰が支払うかを決める。これまで、森山未來&勝地涼、増田貴久(NEWS)&片桐仁、ユースケ・サンタマリア、なにわ男子・大橋和也&藤原丈一郎、山崎育三郎、八嶋智人、古川雄大&加藤清史郎、間宮祥太朗、片寄涼太(GENERATIONS)&佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)らが出演している。