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大会7日目となる8月1日。フェンシング女子フルーレ団体で、日本が史上初の銅メダル獲得。卓球の女子シングルスでは、早田ひながシングルスでは日本勢で唯一準決勝進出を決めた。

フェンシングの女子フルーレ団体3位決定戦、上野優佳、宮脇花綸、東晟良、菊池小巻で挑んだ日本は、33-32の1点差でカナダを下し、初の銅メダルを獲得。フェンシング女子が五輪でメダルを獲得するのは、団体・個人合わせて史上初の快挙。日本フェンシングの歴史に新たな1ページを刻んだ。

柔道女78キロ級の高山莉加は、準々決勝でドイツのアナマリア・ワグナーに反則負けとなり、敗者復活戦にまわった。3位決定戦では、ポルトガルのパトリシア・サンパイオと対戦し、合わせ技1本で敗れ、五輪初出場でのメダル獲得とはならなかった。

柔道男子100キロ級のウルフ アロンは準々決勝でジョージアのイリア・スラマニゼに敗れ、五輪連覇ならず。敗者復活戦では、スペインのニコロズ・シェラザジシビリに、延長戦の末、一本負けを喫し、2大会連続のメダル獲得もならなかった。今大会で続いていた、柔道日本勢の連続メダル獲得は途切れることとなった。

男子のゴルフは第1ラウンドが行われ、松山英樹は8バーディー、ノーボギーの8アンダーでホールアウトし、単独首位に立った。五輪初出場の中島啓太は4バーディー、3ボギーの1アンダーで初日を終え29位タイ。

バドミントン混合ダブルスは準決勝で、渡辺勇大と東野有紗の「ワタガシペア」が、世界ランク1位の中国のペアに敗れ、決勝進出はならなかった。3位決定戦で、2大会連続の銅メダル獲得を目指す。

女子ダブルスの準々決勝では、デンマークのペアに勝利した志田千陽と松山奈未の「シダマツペア」が準決勝進出を決めた。女子シングルスの決勝トーナメント1回戦では、山口茜と大堀彩がともに勝利し、準々決勝進出。男子シングルスの奈良岡功大と西本拳太は、ともに決勝トーナメントの1回戦で敗れた。

バスケットボールの女子予選リーグの第2戦でドイツと対戦した日本は、64-75で敗れ、大会2連敗。これでグループ上位2チームに入る可能性はなくなった。ただ、最終戦で勝利し、グループ3位以上となれば決勝トーナメント進出の可能性も残されているだけに、次戦は勝利が必須となる。

バレーボールの女子予選リーグ、グループBの日本は第2戦で世界ランク2位のブラジルと対戦し、0-3のストレート負け。これでブラジルとポーランドが決勝トーナメント進出を決め、2連敗の日本は自力での決勝トーナメント進出が厳しくなった。わずかな可能性をかけて、最終戦に挑むこととなる。

卓球の女子シングルス準々決勝で、早田ひなが北朝鮮のピョン・ソンギョンに4-3で勝利し、シングルスでは日本勢で唯一準決勝進出を決めた。平野美宇は韓国のシン・ユビンに3-4で競り負け、準決勝進出ならず。男子シングルスの張本智和は、前回東京五輪の銀メダリスト、樊振東(中国)に3-4で敗れ、準決勝進出はならなかった。

<8月2日(金)みどころ>

◆フェンシング 男子エペ団体 決勝 ほか

東京五輪で金メダルを獲得した男子エペ団体が大会連覇に挑む。加納虹輝はすでに男子エペ個人で金メダルを獲得しており、大会2冠にも期待がかかる。

◆バドミントン 混合ダブルス 3位決定戦、女子ダブルス準決勝

東京五輪銅メダルの渡辺勇大、東野有紗の「ワタガシペア」が、2大会連続の銅メダル獲得をかけて、韓国ペアと対戦する。女子ダブルスの志田千陽、松山奈未の「シダマツペア」は初のメダル獲得に向けて、準決勝に挑む。

◆卓球女子シングルス 準決勝

早田ひなが準決勝に登場。シングルスで勝ち進んでいるのは早田が唯一となるため、今大会の卓球初のメダル獲得に期待がかかる。

◆陸上 女子100m ほか

東京五輪と同じく1500mと5000mに出場する田中希実が、まずは5000m予選に登場。東京五輪では予選敗退だったこともあり、さらなる高みを目指したい。女子三段跳予選には、森本麻里子が登場。同種目への出場は日本陸上史上初となる。男子10000m決勝には、五輪初出場の太田智樹と葛西潤が出場する。

◆バスケットボール 男子予選リーグ 日本×ブラジル

予選第2戦では延長戦の末、フランスに惜敗した日本。すでに同グループ1位のドイツと、2位のフランスが決勝トーナメント進出を決めている。得失点差でグループ3位につける日本は、他のグループの結果によって、決勝トーナメント進出がかかってくるだけに、まずは最終戦を勝利で終えることが絶対条件となる。

◆ゴルフ 男子 第2ラウンド

第1ラウンド終了時点で単独首位に立つ松山英樹。好スタートを切った勢いそのままに、第2ラウンドもスコアをのばしたいところだ。

◆柔道 女子78キロ超級/男子100キロ超級

女子78キロ超級には東京五輪金メダリストの素根輝が登場。最重量級での連覇となれば、女子では初の快挙となる。男子100キロ超級には、ロサンゼルスとソウルで五輪連覇を果たした斉藤仁氏の次男で、五輪初出場の斉藤立が登場。日本柔道史上初となる親子制覇を狙う。