(c)ナタリー

歌手の園まりが7月26日に亡くなったことがわかった。80歳だった。

2019年に乳がんが再発し、闘病生活を続けながら活動を続けてきたものの、昨年10月末に開催された「日本歌手協会第50回歌謡祭」には出演できず、体調不良で入院した園。今年はもう一度ステージに立つためにと治療に専念してきたが、急性心不全のため東京都内の病院で亡くなった。通夜および告別式は、本人の意向により近親者のみで執り行われた。

園まりは幼少期よりモデルや少年少女合唱団として活躍し、1962年にポピュラーソング「鍛冶屋のルンバ」のカバーでポリドールから本格デビュー。同じ事務所の中尾ミエ、伊東ゆかりとともに三人娘を結成し、1963、1964年の「NHK紅白歌合戦」には三人娘として出演した。1964年にソロ曲「何も云わないで」が大ヒットし、「逢いたくて逢いたくて」「夢は夜ひらく」「何んでもないわ」「愛は惜しみなく」とヒット曲を連発。「逢いたくて逢いたくて」は映画化され、自身が出演した。2019年には「日本レコード大賞」功労賞を受賞した。