映画『ブルーピリオド』(8月9日公開)の公開直前イベントが東京・女子美術大学 杉並キャンパスで行われ、眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりが登場した。

  • 桜田ひより

同作は山口つばさ氏による人気漫画の実写化作。からっぽだった高校生・矢口八虎(眞栄田郷敦)が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に本気で挑み、国内最難関の美術大学を目指して奮闘していく物語。美術の経験も才能もない素人が天才的な画力を持つライバル達や、答えのないアートという壁に苦悩しながらも、情熱だけを武器に圧倒的努力で困難を乗り越えていく。好きなことに出会えた高揚感、その先に訪れる葛藤をもリアルに描いている。

映画『ブルーピリオド』イベントで桜田ひよりが女子美術大学に登場

この日は同大学の附属高校生徒約130人を前に、キャスト陣がサプライズ登場。中でも桜田には男子陣よりも熱い反応で「かわいい〜!!」の声がかけられ、照れた様子に。話すだけで女子生徒たちの悲鳴が上がっていた。

作中で八虎が絵を好きになるきっかけのシーンについて「心にズギャンってくる時は、あんなふうに浮いてるような溶けているような感覚になる」と表した生徒から、「俳優業に目覚めたきっかけはなんですか?」と質問をされると、桜田は「私はこの世界に入ったのが5歳の時だったので……」と話し、会場を驚かせる。「その時は記憶はないんですけど、ドラマを見て『これをやりたい』と言ったのがきっかけで芸能界に入ったので、多分5歳の私は見ていたドラマに“ズギャン”と思ったんだと思います」と回答。

さらに桜田は「でも結局そのズギャンを続けないと意味がないなと私は思っていて。毎作品、素晴らしいものとの出会いだったり、かけがえのない思い出ができたり、経験ができたりするんですけど、私は絶対に満足していなくて。 満足したら、お芝居という世界はもういいかなと思っているので、満足がいく自分と向き合えるのは何年か何十年か後かわからないですけど、その日が来ることを心待ちにしていながら、日々自分の吸収できるものと皆さんに与えられるものを、1個1個丁寧に作っていけたらいいなっていう思いでいます」と熱いコメント。「けっこう、頻繁にズギャンとしながら日々を過ごしております」と締め括った。