テレビ朝日の“シン・時代劇ドラマ”『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(24:25~※一部地域除く)第14話がきょう31日に放送される。

  • 奥智哉、前田拳太郎=テレビ朝日提供

■手塚治虫氏原作『君とゆきて咲く~新選組青春録~』

手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化する今作では、熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)の姿、幕末という混沌の時代を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春を2クール連続放送で描く。これまでの時代劇にはない流麗な“剣舞”も織り交ぜ、ニュースタイルの時代劇を創出する。

■すれ違ったままの大作と丘十郎、京都の郊外へ

今夜放送の第14話。すれ違ったままの大作と丘十郎は、伊藤甲子太郎(駒木根葵汰)、鈴木三樹三郎(松本仁)兄弟の遠出に同行。京都の郊外に暮らす水戸学の師のもとまで挨拶に赴きたいという彼らに帯同することとなったのだ。その帰り道、原田左之助(柊太朗)の提案で秘湯に寄ることが決まり、隊士たちは温泉につかって思い思いに疲れを癒す。血なまぐさい戦いが続き、新選組が変貌を遂げていく中、この温泉は彼らにとって束の間の休息となるはず。しかし心を閉ざした丘十郎を、放っておけない大作は彼を追いかけて――。予告映像には大作が丘十郎をバックハグするシーンが収められていたが、大作はどんな言葉で丘十郎の心を取り戻そうとするのか、頑なな丘十郎の心は動くのか。

一方、遠出に同行することなく屯所に残った沖田総司(藤岡真威人)、土方歳三(阪本奨悟)、山南敬助(永田崇人)は、新選組の歩みをしみじみ振り返る。昔の絆を懐かしむ沖田、目指すべき未来だけを見据える土方、現状に違和感を覚えている山南。隊士たちが思い描く、“新選組のあるべき姿”は少しずつ食い違っていることが浮き彫りとなる。さらに、山南は新選組の中に“秘密”を隠している隊士がいることに気づく。その気づきをきっかけに、第14話のラストでは衝撃の“緊急事態”が!? いったい何が起きるのか。

■ファンミーティング『君とゆきて咲く〜夏の宴〜』全公演の生配信決定

8月31日、9月1日にEXシアター六本木で開催する本ドラマのファンミーティング『君とゆきて咲く〜夏の宴〜』は、チケットが一般発売開始直後に即完売するほどの人気ぶり。そんな中、全国の君ゆきファンからの熱いご要望にお応えし、全公演のライブ配信が決定した。配信でしか見られない、本番の裏側などの秘蔵映像も公開予定。配信チケットは、チケットぴあ/PIA LIVE STREAMにて7月31日18時より発売される。

【編集部MEMO】
伊東甲子太郎(駒木根葵汰)、鈴木三樹三郎(松本仁)兄弟に逆らった鎌切大作(前田拳太郎)が、深草丘十郎(奥智哉)ら落ちこぼれたちが集う組に戻って来た。人を斬る前の本来の丘十郎に戻ってほしいと願う大作は何かと丘十郎を話しかけるが、自分は隊士として“正しい道”を歩んでいると信じる丘十郎は拒絶。2人はすれ違ったままだった。そんな中、甲子太郎たちが京都の郊外に暮らす水戸学の師のもとまで挨拶に赴くことに。2人は同行者として、大作、丘十郎のほか、松永新之丞(杢代和人)、南無之介(羽谷勝太)、原田左之助(柊太朗)、斎藤一(庄司浩平)、山南敬助(永田崇人)を指名する。副長・土方歳三(阪本奨悟)は、新選組と水戸藩を近づけるつもりなのかと疑い、甲子太郎の動きを警戒する。そして出立当日、山南は「やることがある」といって同行を辞退。実は、山南は新選組の中に“秘密”を隠している者がいると感づいていて……。