ニューカッスルを率いるエディ・ハウ監督

 『Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo』に出場するため来日中のニューカッスルが30日、東京都内で練習を実施。翌31日に埼玉スタジアム2002で行われる浦和レッズとの試合を前にエディ・ハウ監督とイングランド人DFダン・バーンが記者会見に臨んだ。

  1996年8月以来の来日となるニューカッスルのハウ監督は、ジャパンツアーについて「新しい環境の中で2試合できる。良い機会なのでワクワクしている」とコメント。「選手だけでなくスタッフにとっても新しい経験になる。人生の中で日本に来るチャンスはなかなかない」と語り、競技的な側面だけでなく得られる経験値の大きさも強調。同席したバーンも指揮官の意見に同調しつつ、「できたら新しいファンも獲得したい」と、日本で試合を行うことによる“新規開拓”にも意欲を見せた。

 また、日本でプレシーズンを行うことによる難しさを指摘されたハウ監督は、「確かにフライトも長いし、この旅程は非常に厳しい。選手にとってはタフだと思う。今日の練習では、いつものようなエネルギーはなかったが、それは想定内のこと。明日にはより良いコンディションになって、良い試合ができればと思っている」と述べ、「ここでの2試合は高いレベルの試合になると思うし、この厳しい暑さの中で試合をすることがシーズンが始まってからプラスになると信じている」との見解を示し、「来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得」を新シーズンの目標の一つに掲げた。

 そして、Jリーグや日本人選手の印象ついて問われると、ハウ監督は「非常にレベルが高いと思う。Jリーグ出身の日本人選手は、イングランドにもいるし、欧州各国で活躍している。これからもその数は増えるはずだ。高いレベルの選手たちなので、自分たちもしっかりとした心づもりを持って試合に臨まないといけない」と評価。さらに、この暑さの中での試合は「タフなものになる」としつつ、「プレシーズンの段階で厳しい試合をすることは、プレミアリーグの開幕に向けて非常に大事だと思っている」と前向きな姿勢を見せた。

 その他にも、次のイングランド代表監督として名前が挙がっていた件について尋ねられたハウ監督は、「誰からも連絡はないよ」と一蹴。「私の行動を見ればわかるはず」と述べ、ニューカッスルでの仕事に集中していることを強調した。

 ニューカッスルは今後、7月31日に埼玉スタジアム2002で浦和レッズと、8月3日に国立競技場で横浜F・マリノスと対戦する。