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大会3日目となる7月29日。日本は、体操男子団体、スケートボード男子ストリートで逆転の金メダルを獲得。

体操男子団体決勝が行われ、日本は最終種目の鉄棒でトップを走る中国との3.267点差をひっくり返し大逆転。2016年リオ五輪以来、2大会ぶりの金メダルを獲得した。橋本大輝は「この4人がいなかったら絶対獲れなかった。あきらめなくてよかった」と笑顔で振り返った。逆転を信じて最後まで諦めなかった日本が強豪中国を下し、再び世界の頂点に立った。

スケートボード男子ストリートで、堀米雄斗が2大会連続の金メダル獲得した。最後のトリックで97.08点の高得点を叩き出し、2位とわずか0.1点差で、逆転の金メダルを手にした。

堀米は「ここまで来るのに諦めかけたこともあった。1%の可能性を最後まで信じて、この五輪でもやってこれた。最後に実ってすごくうれしい」と、安堵の表情で語った。パリ五輪代表選考会でも最終戦でパリへの切符を勝ち取った堀米が、またもや土壇場での大逆転で五輪2連覇の快挙を成し遂げた。

柔道女子57キロ級に出場した舟久保遥香が、五輪初出場で銅メダル獲得した。3位決定戦では、リオ五輪金メダルのラファエラ・シウバとの9分に渡る激闘の末、最後は相手が反則負けとなり、五輪初出場で銅メダルを獲得した。舟久保は「絶対に心を折ってはいけないと思い、最後まで我慢して戦った。なんとしてもメダルを持って帰りたかった」と涙で振り返った。

柔道男子73キロ級では、橋本壮市が日本柔道史上最年長で銅メダルを獲得した。同じく3位決定戦に臨んだ橋本は開始8秒、一本背負いで技ありを奪うと、その後は耐える時間が続く。苦しみながらも終始攻めの姿勢を貫いた橋本が、32歳で銅メダルを獲得した。橋本は「僕の柔道人生に杭の残らないように最後戦った」と笑顔で大会を締めくくった。

総合馬術団体では日本が92年ぶりに銅メダルを獲得した。馬場馬術、クロスカントリー、障害飛越の3種目による総合点で争う総合馬術団体。日本は田中利幸、戸本一真、大岩義明が出場し、出場馬の直前での変更というアクシデントを乗り越えて、銅メダル獲得となった。日本勢の表彰台は、1932年ロサンゼルス五輪の障害飛越個人で金メダルを獲得した西竹一以来、92年ぶりの快挙となった。

<7月30日>のみどころ

◆柔道 女子63キロ級/男子81キロ級

女子63キロ級の高市未来は、オリンピック3大会連続出場となる。2016年リオ五輪は3位決定戦で敗れ、前回の東京では2回戦敗退と、過去2大会では悔しい思いをしているだけに悲願のメダル獲得なるか。

男子81キロ級には、東京五輪金メダリストの永瀬貴規が登場。こちらも3大会連続出場の永瀬はリオで銅メダル、東京で金メダルを獲得し、3大会連続のメダル獲得に期待がかかる。

◆体操 女子団体 決勝

大会直前に主将でエースが出場辞退した日本。混乱の中で始まったパリ五輪だったが、岸里奈、中村遥香、岡村真、牛奥小羽の4人で逆境を乗り越え、見事決勝へと駒を進めた。男子団体が2大会ぶりの金メダルを獲得するなど、勢いに乗る体操日本勢。女子団体も1964年の東京五輪以来、60年ぶりのメダル獲得を目指す。

◆バスケットボール男子予選 日本×フランス

初戦はドイツに20点差をつけられ敗れた日本。第2戦は開催国フランスとの対戦となる。FIBAランキング9位(7月25日時点)のフランスは、東京五輪で銀メダルを獲得している強豪。大会屈指のビックマンを擁するフランス相手に、日本は予選リーグ突破に向けて負けられない戦いとなる。

◆サッカー男子予選 日本×イスラエル

2連勝で、すでに準々決勝進出を決めている日本。予選リーグ最終戦で戦うイスラエルは、勝ち点1で同グループ最下位ではあるが、マリ戦で引き分け、パラグアイ戦でもアディショナルタイムまでドローに持ち込むなど侮れない相手。日本は最終戦を勝利で締めくくり、予選リーグ1位通過で準々決勝を迎えたい。

◆自転車BMX フリースタイル

自転車男子BMXフリースタイルには、2大会連続で中村輪夢が登場。前回の東京五輪では5位に終わった悔しさをバネに、悲願のメダル獲得を目指す。