「先輩のなんだけど、大丈夫かなあ(笑)」と言いながら“やでポーズ”を決める佐野勇斗(M!LK)。

佐野勇斗(M!LK)の写真集「Here, Now!」の発売記念イベントが、本日7月28日に東京・ベルサール渋谷ガーデンで行われた。

7月30日に刊行される「Here, Now!」は、佐野にとって約6年ぶりとなる写真集。かつての留学先であり、彼にとって“人生の起点”になったというニュージーランドで撮影が行われた。ニュージーランドの中でも佐野が訪れたことのなかった南島のクイーンズタウンで改めて自分を見つめ直した、5日間の旅の様子がさまざまなカットに記録されている。今回の作品について、佐野は「20歳のとき以来に出すんですけど、ニュージーランドは高1のときにホームステイさせていただいた思い出の地。芸能活動を始めた年にホームステイしているので、原点に帰るという意味で撮影地を選びました」とコメント。「Here, Now!」というタイトルにも「“原点の地から、ここから”という意味を込めました」と言及した。

クイーンズタウンについて「観光が有名で、アクティビティが充実しているんですけど、中でも世界遺産のミルフォード・サウンドがよかったです。自然の力ってすごいと思ったし、そこに生息している動物も見られて印象に残っています」と振り返った佐野。現地ではスカイダイビングにも初挑戦し、これについては「高い所はあまり得意ではないんですけど、人生が変わると聞いたので経験してみました。佐野勇斗という人生においても大きな挑戦だったと思います」と語る。そして、写真集の中でお気に入りのカットを問われると、佐野はシャワールームで撮影された1枚を選び「えー、裸です」とひと言。選んだ理由について「当初、裸を撮る予定はなかったんです。だけど、僕がちょっと暑くて(笑)。シャツがベタベタしているのが嫌だったから脱いだんです。だからこのために鍛えたとかではない、なんとなくその場のテンションで撮った1枚。決めてるように見えて決めていないっていうのがお気に入りです。あと純粋に、みんな好きかなって」と言って笑った。

スカイダイビングに続いて、今後チャレンジしてみたいことを問われた際には「富士山に登りたいです」と、M!LKの今年の目標の1つに掲げている富士登山を挙げ「いつ登りたいか? 来月です」と本気の姿勢を見せた佐野。「生きていくうえで、後悔をしたくないというポリシーがある」と自身の考えを明かした彼は、M!LKのメンバーとして、俳優として活動してきた10年間についての思いを聞かれた際にも「自分自身の中ではがんばったんじゃないかなと思います。それこそ20歳になりたての頃は、自分の中にあった自信が何回か打ち砕かれたこともあったんですけど、そこでM!LKのメンバーや共演者さん、いろんな人とお話をして助けていただいて、なんとかここまで来られたなあという思いがあるので。失敗もあったけど、そこはちゃんと全部、挑戦したうえでの失敗なので、後悔はないです」ときっぱり語った。

また「10年間で一番の思い出は?」という質問に、佐野は「先日M!LKのコンサートでフライングをしたんです。フライングの演出は夢だったので、それを10周年目前で叶えられたときは感動しました。スカイダイビングをしていたおかげで、そんなに怖くもなくて。またニュージーランドに助けられました(笑)」と回答。そのM!LKのメンバーにはいまだ写真集を渡していないそうで「ちょっと持ち歩くのが重くて。家に送ろうかなと……」と笑いつつ「裸のページとか、興奮するんじゃないですか?」とメンバーの反応を予想する。報道陣に「メンバーは佐野さんの体を見慣れているのでは?」と聞かれると、彼は「メンバーの前ではセクシーな顔してないんで(笑)。(写真集では)雰囲気出しちゃってるんで、そこは見てほしいなって思います。興奮してもらえたらうれしいか? そりゃうれしいですよ。メンバーに興奮してもらえるほどいい体なんだってことですから」と笑いながら返していた。

テレビ番組で共演し、すでに写真集を手渡したというSnow Manの深澤辰哉やラウール、バナナマンの設楽統などからは「よかったよ」という反応をもらっていると明かした佐野。作品について、彼は「僕、こうしてカメラの前に立っているときは猫被ってるんですよ。素の自分を出せないんですけど、カメラマンさんはそれをわかってくれて、素の自分を撮ろうとしてくれました。気を許している家族やM!LKのメンバーにしか見せない表情が詰まっているので、ぜひそういうところを見てほしいです」とアピールし会見を終えた。