元プロ野球選手の“デーブ大久保”こと大久保博元氏が8日、YouTubeチャンネル『ダグアウト!!!』で公開された動画「【必見】長嶋監督秘話は大爆笑! デーブさんが怖かった先輩は??」に登場。天才だと思ったバッターについて語った。

大久保博元氏 =BSJapanext提供

打ち損じもヒットに?

「天才だと思った選手」というトークテーマにて、「対戦してて天才だったのは、前田です、広島の」と、前田智徳氏の名前をあげたデーブ氏。

23年の現役生活で打率.302、2119安打、295本塁打という数字を残し、巧みなバットコントロールから「孤高の天才」と呼ばれた前田氏だが、捕手として対戦したデーブ氏から見てもその才能はずば抜けていたようで、「あの男は打ち損じもヒットにしますよ。ホームランの打ち損じがヒットみたいな男です」「(バッターボックスの)ラインとホームプレートの間、ここのボールは簡単に打ちます、ボール球まで。普通は当たらないんですよ、当たっても手に当たる。それを右中間にホームランにするのが前田です」と振り返る。

その一方で、デーブ氏は「前田が打てなかった時があるんです。4番嫌いだったみたいで、4番の時は不貞腐れてるんです。『やる気ないっす』みたいな」とも。そして、「だからいかに彼をやる気なくさせるか。僕は先輩なんですけどおだてて。『前田ってすげえな。お前は抑えられないよ』って、いかにやる気をなくさせるかでした」と、囁き戦術で相対していたと述懐していた。

【編集部MEMO】
『ダグアウト!!!』(BSJapanext 毎週火曜22:00〜)は、プロ野球選手・OBたちが「ダグアウト」(試合中に監督や選手が待機するベンチ)で話すような球界のアレコレを語る野球トークバラエティ番組。自分が一緒にプレーしたい選手を選ぶ「俺のベスト9」、子どもたちからの野球に関するさまざまな質問にゲストが直球で答えていくコーナー「教えて! 野Q塾」など、野球好きにはたまらない企画が見どころ。