旅行先としても人気の高い「仙台」。本記事では、仙台観光で外せないおすすめスポット30選を紹介します。グルメスポットや史跡、自然スポットなどジャンル別に紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

仙台観光に外せないおすすめスポット【大定番編】

  • 仙台観光に外せないおすすめスポット【大定番編】

まずは、絶対外せない大定番の観光スポットを紹介します。

定禅寺通

仙台市の愛称「杜の都」を象徴する「定禅寺通」は、仙台市街地を東西700mにわたってケヤキ並木が続きます。エミリオ・グレコなどによる彫刻作品が並ぶ遊歩道は、まるで美術館のよう。「青葉祭り」や「仙台七夕まつり」、「光のページェント」など大きなイベントの開催会場にもなっているので、開催に合わせて訪れるのもおすすめです。

【定禅寺通】
住所: 宮城県仙台市青葉区国分町付近

伊達政宗公騎馬像

伊達政宗の騎馬像は、JR仙台駅や仙台市役所前など、仙台市内のいたるところで見ることができます。仙台城跡の像は、毎日季節に合わせたライトアップを実施。また、市内中心部の「青葉通」や「愛宕上杉通」のガス灯にはランダムで、「隠れ政宗」とも呼ばれるミニチュア像が設置されています。

【伊達政宗公騎馬像(仙台城跡)】
住所: 宮城県仙台市青葉区川内1

仙台朝市商店街

JR仙台駅から徒歩約5分のところにあり、地元住民から料理人、観光客まで、いつも多くの人でにぎわう「仙台朝市商店街」。鮮魚店や青果店はもちろん、総菜店、ベーカリー、カフェなど、約70店舗が並びます。食事をしたり、買い物をしたりしながら仙台の「食」に触れられる、テーマパークのようなスポットです。

【仙台朝市商店街】
住所: 宮城県仙台市青葉区中央3-8-5

松島

市内ではありませんが、仙台に来るならぜひあわせて訪れたいのが「松島」。松島湾内外に浮かぶ260余りある島々と自然美を望むことができる、日本三景のひとつです。月の名所としても知られ、その美しさは松島芭蕉、アルベルト・アインシュタインなども月見目当てに訪れたといわれるほど。また、伊達政宗ゆかりの場所や国指定の重要文化財など、歴史好きにはたまらないスポットも点在しています。

【松島】
住所: 宮城県宮城郡松島町松島

仙台観光に外せないおすすめスポット【グルメ編】

  • 仙台観光に外せないおすすめスポット【グルメ編】

次に、仙台の「美味」をたっぷり楽しめるグルメ観光スポットを紹介します。

ハピナ名掛丁

JR仙台駅の目の前に広がるアーケード街です。「御名懸組」の組士屋敷があった侍町は「名懸丁」と呼ばれ、それ以降400年以上も「名掛丁」としてその名を受け継いでいるといいます。さまざまな業種の店舗が並ぶアーケード内には、ご当地グルメを楽しめる飲食店が豊富です。

【ハピナ名掛丁商店街】
住所: 宮城県仙台市青葉区中央

牛たん通り・すし通り

JR仙台駅3Fにある「牛たん通り」と「すし通り」は、仙台を象徴する名所「仙台城」がモチーフ。牛たん専門店が6店舗、寿司店が4店舗並び、壁面に設置された「インフォグラフィックパネル」では、写真やイラストだけではなく、二次元コードを読み込むと動画でも「牛たん」や「寿司」のおいしさのヒミツを知ることができます。

【牛たん通り・すし通り】
住所: 宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 JR仙台駅3階

文化横丁

大正13年に誕生した商店街が起源となっている「文化横丁」は、地元住民から“ぶんよこ”の愛称で親しまれているそう。赤い提灯が迎えてくれる通りは、今も50軒以上の飲食店が並び、ノスタルジックな雰囲気が漂います。時代に淘汰されない個性豊かな老舗で、ディープな時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

【文化横丁】
住所: 宮城県仙台市青葉区一番町2丁目

壱弐参(いろは)横丁

戦後、焼け野原になったこの地に生まれた中央公設市場がルーツだと言われる「壱弐参横丁」。インパクトのある入口の暖簾を抜けると、飲食店をはじめ、衣料店や物販店など100店以上が軒を並べています。こじんまりした店が多いので、一人飲みにもおすすめです。

【壱弐参横丁】
住所: 宮城県仙台市青葉区一番町2-3-28

ニッカウヰスキー 仙台工場 宮城峡蒸溜所

創業者・竹鶴政孝の「自然を大切にしなければおいしいウイスキーはつくれない」という信念に基づき、1969年に開設。自然との共生と調和を目指す思想にあふれた工場内には、蒸留棟や赤レンガ調の貯蔵庫、ゲストホールなどがあり、ウイスキーの製造工程やニッカウヰスキーの歴史を学べるほか、ウイスキーの試飲もできます。

【ニッカウヰスキー 仙台工場 宮城峡蒸溜所】
住所: 宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地

仙台観光に外せないおすすめスポット【伊達政宗公ゆかり編】

次に、仙台藩祖・伊達政宗公ゆかりの観光スポットを紹介します。

瑞鳳殿

1637年に建立された、伊達政宗公の霊屋。二代藩主・忠宗、三代・綱宗も眠る、三藩主の霊屋として知られます。桃山時代の遺風が残る豪華絢爛な廟建築として国宝に指定されましたが、1945年の戦災で焼失し、1979年に再建されました。併設の資料館では、発掘調査で発見された遺骨や副葬品を見学できます。

【瑞鳳殿】
住所: 宮城県仙台市青葉区霊屋下23-2

仙台城跡

伊達62万石の居城、仙台城。仙台平野を見下ろす青葉山に築かれたことから、青葉城とも呼ばれます。天守台に立つ「伊達政宗公騎馬像」は仙台のシンボル。城跡一帯は公園になっており、本丸跡からは政宗公が治めた仙台の街を一望できます。

【仙台城跡】
住所: 宮城県仙台市青葉区川内1

青葉神社

政宗公の旧家臣団が、藩祖を祀る神社として創建。現在は重臣・片倉小十郎景綱の子孫が宮司を務めており、歴史好きも多く訪れます。本殿に正室・愛姫を合祀するほか、境内には家臣の祖霊社も。毎年5月の「仙台青葉まつり」では、青葉神社から神輿が出発し仙台の街を練り歩く「神輿渡御」が行われます。

【青葉神社】
住所: 宮城県仙台市青葉区青葉町7-1

輪王寺

1441年に伊達家11代・持家が創建。伊達家居城の移動とともに移転し、17代・政宗公の時代に現在の地に至りました。池を周回しながら意匠を楽しむ「池泉回遊式庭園」があり、春には桜をはじめ、つつじ、花菖蒲、紫陽花などが美しく彩ります。枯山水式の石庭、緑あふれる森も広がり、散策にもおすすめです。

【輪王寺】
住所: 宮城県仙台市青葉区北山1-14-1

大崎八幡宮

政宗公が創建した仙台の総鎮守。松飾りや古い札を焚き上げる1月14日の「松焚祭」では御神火を参拝する「裸参り」が執り行われ、仙台の冬の風物詩となっています。また、毎年9月には能神楽や流鏑馬神事のほか、約500名が随従する大神輿渡御が名物の「例大祭」が盛大に開催されます。

【大崎八幡宮】
宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1

仙台観光に外せないおすすめスポット【史跡・寺社編】

  • 仙台観光に外せないおすすめスポット【史跡・寺社編】

次に、歴史を感じられる史跡や寺社の観光スポットを紹介します。

定義如来西方寺

今から800年前、平安時代末に壇ノ浦の戦いに敗れた平家の重臣・平貞能公が源氏の追討から逃れ、命からがら守り抜いたと伝わるのが本尊の秘仏・阿弥陀如来像です。地元の人々からは「定義さん」の愛称で親しまれています。

【定義如来西方寺】
住所: 宮城県仙台市青葉区大倉字上下1

仙台東照宮

徳川家康公を祀る仙台の東照宮。1654年に仙台藩2代藩主・伊達忠宗公によって創建されました。県最古の遺構とされる随身門の大屋根は遠くからもはっきり見えるほど立派です。毎月第4日曜には、境内で仙台青空骨董市が開催されています。

【仙台東照宮】
住所: 宮城県仙台市青葉区東照宮1-6-1

三瀧山不動院

仙台市の商業中心地に鎮座。商売繁盛・家内安全を祈願する寺院で、本尊の大日大聖不動明王は目の仏様としても知られます。また、開運を呼ぶ福の神「仙台四郎」を安置していることでも有名。仙台四郎グッズも授与しています。

【三瀧山不動院】
住所: 宮城県仙台市青葉区中央2-5-7

仙台大観音

地上100mの高さを誇る白衣の観音様(大観密寺)は、仙台市のシンボルのひとつ。エレベーターで登れる内部は12層に分かれ、十二神将や108体仏などが安置されています。窓から市内や太平洋を一望できる最上階まで行くのがおすすめです。

【仙台大観音】
住所: 宮城県仙台市泉区実沢中山南31-36

仙台観光に外せないおすすめスポット【自然編】

  • 仙台観光に外せないおすすめスポット【自然編】

次に、リラックスできる自然豊かな観光スポットを紹介します。

磊々峡

名取川によって削られた奇岩が覆いかぶさるように迫る渓谷。秋保温泉街にある「覗橋」を中心に、上下約1km、深さ約20mにも達する渓谷美は必見です。覗橋から見えるハート型の岩のくぼみは、恋人の聖地に認定されています。巨人の顔に見える「奇面岩」や、斧で割られたような「天斧巌」など、川の浸食によって形作られた巌も見どころです。

【磊々峡】
住所: 宮城県仙台市太白区秋保町湯元

秋保大滝

「日本の滝百選」に選ばれている秋保大滝。幅6m、落差55mで真っすぐに流れ落ちる見事な直瀑は日本三名瀑のひとつともいわれ、ダイナミックな滝を至近距離で見ることができます。秋保大滝不動尊内にある滝見台と、山道を下って滝を見上げる滝つぼが絶景ポイント。ぜひ間近で滝のマイナスイオンを感じてみてはいかがでしょう。

【秋保大滝】
住所: 宮城県仙台市太白区秋保町馬場字大滝

鳳鳴四十八滝

広瀬川上流にある大小さまざまな滝が連なる鳳鳴四十八滝は、滝の流れが奏でる水音が伝説の鳥・鳳凰の鳴き声のようであることから名づけられました。緑豊かな樹林の間を階段状に流れ落ちる様子は一見の価値あり。背景には鎌倉山が見えるので、緑が色づく紅葉シーズンに訪れるのもおすすめです。

【鳳鳴四十八滝】
住所: 宮城県仙台市青葉区作並字棒目木

秋保温泉

同じ宮城県の鳴子温泉、福島県の飯坂温泉とともに数えられる、奥州三名湯のひとつ。仙台都心からも近いため遠方からの宿泊客のみならず、日帰り入浴で地元住民にも多く利用されています。その歴史は1500年以上ともいわれ、天皇や伊達政宗公にも愛されてきました。ダイナミックな渓谷や滝など自然の風景と一緒に、心も体も癒やれるでしょう。

【秋保温泉】
住所: 宮城県仙台市太白区秋保町湯元

作並温泉

歴代仙台藩主の「かくし湯」とも言い伝えられている作並温泉。寛政八年(1796年)の開湯以来、文化人を始め多くの人が訪れ、現在では各旅館の多彩な湯めぐりも楽しめます。肌にやさしい無色透明の湯は保温・保湿効果が高いとされ、「美女づくりの湯」として有名です。

【作並温泉】
住所: 宮城県仙台市青葉区作並

仙台観光に外せないおすすめスポット【ファミリー編】

  • 仙台観光に外せないおすすめスポット【ファミリー編】

最後に、ファミリーで楽しめる観光スポットを紹介します。

八木山ベニーランド

子ども向けからスリル系まで約30のアトラクションがそろう、ファミリー向けの遊園地。テレビ番組で「日本一遅いジェットコースター」として紹介された「エアロ5」が有名です。そのほかキャラクターショーやコスプレなどのイベントも開催しています。

【八木山ベニーランド】
住所: 宮城県仙台市太白区長町越路19-1

八木山動物公園フジサキの杜

東北屈指の動物園で、約130種570頭の動物を飼育しています。アフリカゾウやキリンを見られる人気の「アフリカ園」をはじめ、スマトラトラやホッキョクグマのいる「猛獣舎」、ヤギ・ヒツジや小動物とふれあえる「ふれあいの丘」など見どころたっぷり。一年を通じて多彩な園内イベントも開催しています。

【八木山動物公園フジサキの杜】
住所: 宮城県仙台市太白区八木山本町1-43

仙台うみの杜水族館

豊かな東北の海の魅力を、見て・さわって・感じることができる水族館。三陸の海を再現した大水槽や、世界の個性的な生きものたちの展示を通じて、海の魅力を楽しめます。東北最大級の観覧席を有するイルカ・アシカのパフォーマンスや、動物とのふれあい体験により、海や生きものたちとの「つながり」も体感できるでしょう。

【仙台うみの杜水族館】
住所: 宮城県仙台市宮城野区中野4-6

仙台万華鏡美術館

アンティークや海外製の万華鏡などを展示している珍しい美術館。展示室では季節ごとに万華鏡の展示替えを行い、万華鏡の魅力を発信しています。実際に万華鏡に触れることができるほか、製作体験も可能。また、女流陶芸家の草分け・辻輝子の作品も見ることができます。

【仙台万華鏡美術館】
住所: 宮城県仙台市太白区茂庭字松場1-2

地底の森ミュージアム

約2万年前の遺跡を現地で保存公開している、旧石器時代のテーマミュージアム。発見された資料などから、当時の環境と人間の活動をよみがえらせた展示は見応えがあります。約2万年前に広がっていた森を復元した野外展示「氷河期の森」の散策もおすすめです。

【地底の森ミュージアム】
住所: 宮城県仙台市太白区長町南4-3-1

楽天モバイルパーク宮城

プロ野球チーム・東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地。レフト側の後方部には大きな観覧車が設置されており、乗車すると球場を見下ろすことがきます。もちろん試合観戦も可能。さらに、選手がプロデュースしたメニューや球団オリジナルのグルメも堪能できます。グッズショップもあり、ファンにはたまらないスポットです。

【楽天モバイルパーク宮城】
住所: 宮城県仙台市宮城野区宮城野2-11-6

鐘崎 笹かま館

かまぼこはもちろん、宮城の食や文化も満喫できるアミューズメント・パーク。笹かまぼこについて楽しく学ぶことができる笹かま手づくり体験教室や、魚にこだわったヘルシーなランチが味わえる「杜のこんだてCafé」が評判です。季節を問わず七夕飾りを展示し、「仙台七夕まつり」の魅力を発信する「七夕ミュージアム」など、楽しい施設も併設しています。

【鐘崎 笹かま館】
住所: 宮城県仙台市若林区鶴代町6-65

仙台観光に外せない名所を巡ろう!

  • 仙台観光に外せないおすすめスポット【ファミリー編】

歴史ある文化財から豊かな自然まで、見どころの多い街・仙台。8月に開催される「仙台七夕まつり」、冬の風物詩となった「SENDAI光のページェント」など各種イベントと組み合わせて、観光地巡りを楽しむのもおすすめです。今回紹介した内容も参考にして、ぜひ仙台観光を楽しんでくださいね。