TOKUGAWAは7月17日、「社会人における友人」に関する調査結果を発表した。調査は2024年6月14日~6月15日、20代~50代の会社員男女332人を対象にインターネットで行われた。
「社会人になってから新たに友人を作るのは難しい」7割以上
「社会人になって友人を作るのが難しいと感じるか」を尋ねる設問の回答では「はい」が73.8%と7割以上を占める結果となった。この結果から、大半の人が社会人になってからの友人作りに難しさを感じている実態が明らかになった。
社会人になってからの友人作りが難しい理由は?
次に、前項の質問で「はい」と回答した人に「社会人になってから友人を作ることが難しい理由は具体的に何か」を問う設問の回答で1位となったのは「適切な距離感がわからない」で54.7%。2位は「時間がない」で52.7%、3位は「共通の趣味や話題がない」で47.8%となった。前述した通り、社会人になると仕事を介して人と出会うケースも多いと思われるため、友人を作る上で「適切な距離感」を掴むのに難しさを感じている人が数多くいるとわかった。また、社会人になると仕事に多くの時間をとられるためか「時間」が友人作りのネックとなっていることも、この調査結果から明らかになった。
およそ3人に1人は社会人になってから新たに友人ができていない
「社会人になってから新たにできた友人はどれくらいいるか」を問う設問の回答では、1位が「1~5人」で48.2%、2位が「0人」で32.2%となった。およそ3人に1人は社会人になってから新たな友人が全くできていないという事実がこの結果から判明した。
社会人になって新たに友人ができたきっかけは?
次に前項の質問で「社会人になってから新たに友人ができた」と回答した人に「友人ができたきっかけ」を尋ねる設問の回答では、1位が「仕事」で66.7%と約7割を占め、次いで2位が「共通の趣味」で41.3%となった。やはり社会人になると仕事中心の生活になるためか、友人ができたきっかけは「仕事関係」が最も多い結果となったが、それに次いで「共通の趣味」を介しても友人ができている、という実態が明らかになった。
社会人として友人に求めることは?
「社会人になってから新たに友人ができた」と回答した人に「社会人として友人に求めることは何か」を問う設問の回答では、1位が「話しやすい」で65.8%、2位が「価値観が合う」で58.7%、3位が「信頼できる」で56.0%、4位が「共通の趣味や話題がある」で52.9%となり、この4つの回答が回答率50%を超え、僅差で順位が分かれる結果となった。この結果から、社会人として友人に求める要素は様々あることがわかった。
社会人になってから新たにできた友人と普段していることは?
「社会人になってから新たに友人ができた」と回答した人に「社会人になってからできた新しい友人と普段何をしているか」という設問の回答では、1位は「食事」で75.6%となった。次いで2位が「スポーツ」で17.3%、3位が「旅行」で14.2%となった。今回の調査結果から、共通の趣味よりも仕事を介して友人を作った人が多かったことからも、食事は趣味などを問わず時間を共にできる点が良いものと推測できる結果となった。