「出発進行!」と言う中島健人。

京成電鉄が運行する3代目「京成スカイライナー」の利用者数が累計5000万人を突破。これを記念して本日7月17日に東京・ホテルオークラにて開催された「京成スカイライナーご利用5000万人記念式典」に、京成スカイライナーのイメージキャラクター“京成王子”を務める中島健人が登壇した。

京成スカイライナーは、東京・日暮里と千葉・成田空港を最速36分で結び、早朝から深夜までほぼ20分間隔で運行する空港特急。2010年7月17日の成田スカイアクセス開業とともに運行を開始し、6月9日に利用者数が累計5000万人を突破した。式典には中島のほか、ホリプロのマネージャーで鉄道オタクの南田裕介、京成電鉄株式会社代表取締役社長小林敏也氏も登壇。本日より運行がスタートする記念ライナーの出発式や京成スカイライナーについてのトークが行われた。

何事もプロセスが大切

京成スカイライナーをイメージしたブルーのスーツを着て登場した中島。7月19日にテレビ東京にて始まるドラマ「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」の役柄に合わせてアッシュ寄りの金色に髪を染めた彼は「ドラマでは緑のスーツを着ているのですが、京成ブルーを身にまとうとホームに帰ってきたような安心感がありますね」と長年イメージキャラクターを務める京成スカイライナーに寄せた自身のスタイリングを“ホーム”と表現した。

京成スカイライナーの利用者数が累計5000万人を突破したことについて中島は「素晴らしいですね。僕自身が携わっている京成スカイライナーがこれだけ多くの方にご利用いただけていることはすごく幸せ。僕自身は京成電鉄の皆様に敬意を評したいです」とコメント。券売機で自らチケットを買う様子を収めた写真が紹介された際には「外国でもお仕事をたくさんさせていただいているので空港に向かうときは必ず使うようにしています。京成スカイライナーを直に感じたいので誰にも任せずチケットを自分で買っていますね。そこから京成スカイライナーの物語が始まっていますから。何事もプロセスが大切です」と京成スカイライナーへの愛を感じるロマンチックな持論を展開した。

夏休みに行きたい場所は?

間もなく世間は夏休み。今年の夏休みに行きたい旅行先について中島はパリを挙げた。中島は2014年公開の映画「銀の匙」出演のため馬術を習った際に、講師から「パリオリンピックあたりで馬術に出れるよ」とその腕前を評価されたそうで、「プレイヤーとしては出れないんですけど、観客としてパリで馬術を観たい。パリで馬術を観るためには京成スカイライナーに乗らなきゃいけない。マストですね」と、行きたい旅行先を明かすとともにしっかり京成スカイライナーをアピールしていた。

次に成し遂げたいこと

今後の活動について中島は「京成スカイライナーと出会ってから国外でのお仕事も見据えるようになって。『【推しの子】』の主題歌をやらせてもらうようになってから、外国の方にも楽曲を聴いていただく機会が多くなってきている。国内外でしっかりとライブパフォーマンスをしていくのが次に成し遂げたいことです」と展望を明かす。そして京成スカイライナーの未来については「いつまでも優しくクールにジェントルにすべてのお客様をエスコートしていただきたい。これからも日本中のお姫様をエスコートしていただけたらと思います」と語った。

京成スカイライナー累計利用者数5000万人を記念したロゴがお披露目されたあと、会場では京成線の成田空港駅と中継をつなぎ、中島による5000万人記念ライナーの出発式が行われた。「やっぱり世界で一番美形な車両ですね」と京成スカイライナー惚れ惚れした中島は11時ちょうどに「出発進行!」と出発の合図をした。

最後に中島は「京成スカイライナーさんと関わらせていただいてから長い時間が経とうとしている中で、僕自身もこの季節に新たなスタートに立ちました。『5000万人記念ライナー出発進行!』という言葉とともに自分自身も更に加速して未来に進んでいこうと思います。京成スカイライナーは日本と海外をつなぐ、世界で一番素敵な車両だと思っています。コロナが明け始めてから日本と海外がより相互につながりだす時代を迎えていく。このスカイライナーや飛行機、空港を利用する方々が増えていく中で、その中心に京成スカイライナーがいてくれたら僕も心からうれしいです」と挨拶し、イベントを終えた。