江原啓之「生まれて、そして死んでいく。誰もがそうです」母親の死を受け止められないと嘆く相談者に届けた言葉とは?
スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
7月7日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。

江原啓之



<リスナーからの相談>
先月、一緒に住んでいた母が病院で亡くなりました。もうすぐ退院というときに肺炎になってしまい、人工呼吸器につながれて、麻酔で強制的に眠らされる状態となりました。その1週間後、心臓が止まってしまい、母はそのまま旅立って行ってしまいました。まだ死を受け止められていません。人工呼吸器につながれ、麻酔で眠ったまま旅立っていきましたが、本人は、ちゃんと亡くなったことを自覚して、行くべき場所に行けているのか心配です。

入院中、母が「お母さんが来ている気がする」とも言っていました。もしかしたら、おばあちゃんが母を迎えにきてくれたのかな? とも思っています。母が天国に行けるように、息子の自分がやってあげられることがあれば、なんでもやりたいと思っています。

そして、自分が寿命を全うした後、また母に会えますでしょうか? 亡くなる前に母にも伝えましたが、来世も母の子どもで生まれたいと思っています。

<江原からの回答>
相談者さんのお母さんに対する愛情が伝わってきました。一番感動したのは、「母が天国に行けるように、息子の自分がやってあげられることがあれば、なんでもやりたいと思っています」という部分。

これは、どんなお経よりも、どんな言葉よりも、この言葉が一番お母さんの供養になると思いますよ。お母さんはもう大丈夫。こんなに優しい息子さんを育てたお母さんなのですから(あの世へちゃんと逝けています)。

お母さんが亡くなる前、「お母さん(相談者にとっての祖母)が来ている気がする」と言っていたそうですが、これはお迎え現象です。やっぱりお迎えが来ているから、自分の命がもうじきだということは、なんとなく魂の上で分かっていたのでしょう。

仕方がないことなのかもしれませんが、現代医療は何とも冷たいというか、寂しく思うこともありますね。人間というのは自然の生き物なのだから、自然に死んでいけたら……という気もします。私たちは生き物で、生まれて、そして死んでいく。誰もがそうです。そういった意味では、今はいろいろと世の中が複雑ですね。だから命というものを、もっともっとみなさんにも考えていただきたいなと思います。

奥迫協子、江原啓之



●江原啓之 今夜の格言
「子どもが親を選んで生まれてくるのです」


<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子