俳優の神木隆之介が、10月期のTBS系日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(毎週日曜21:00~)で主演を務めることが13日、発表された。日曜劇場初主演となる。

神木隆之介

■昭和の高度経済成長期と現代を結ぶヒューマンラブエンターテインメント

本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。同時に、現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描き、過去から現代に通じる希望を見つけだす、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメントである。

本作の主人公を演じるのは、神木隆之介。子役でデビューし芸歴28年、数々の作品に出演し、昨今では大反響となったNHK連続テレビ小説『らんまん』(2023年)や、第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞するなど世界的に話題となった『ゴジラ-1.0』での好演も記憶に新しい。圧倒的な演技力と誰からも愛される人柄で幅広い世代に支持され、オファーの絶えない神木だが、民放での連続ドラマ主演は2011年放送の『11人もいる!』(テレビ朝日)以来13年ぶり。満を持して日曜劇場に初主演する神木は「皆様に頼りつつ、未熟ながらも精一杯演じ切りたい!」と意気込んでいる。

■野木亜紀子×塚原あゆ子×新井順子の強力タッグによる初の日曜劇場

脚本を担当するのは、TBSでは『逃げるは恥だが役に立つ』(海野つなみ原作)をはじめ、『アンナチュラル』(2018年)、『MIU404』(2020年)を手掛け、映画『罪の声』(塩田武士原作)で第44回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した野木亜紀子氏。独自の視点で生む緻密なストーリーとコミカルな会話劇で描く社会派エンターテインメントが多くのファンの心を掴む野木氏だが、これまでの日曜劇場と一線を画す、野木氏ならではの完全オリジナルストーリーで日曜劇場を手掛ける。

そして、『アンナチュラル』『MIU404 』をはじめ、『最愛』(2021年)、『下剋上球児』(2023年)や『グランメゾン東京』シリーズなどTBSの話題作を数多く担当し、繊細な演出で俳優陣の最高な芝居を引き出す塚原あゆ子氏が監督を務める。

加えて、数々のヒット作を生み出し続ける新井順子氏がプロデューサーを務める。野木×塚原×新井のヒットメーカーたちにより生み出されたドラマ『アンナチュラル』と『MIU404』は大きな話題を集め、優れたテレビ番組に送られるギャラクシー賞や、放送文化基金賞などを受賞。今回、このチームによる初の日曜劇場作品となる。なお、このチームが手掛けた映画『ラストマイル』が8月23日から公開される。

長崎県・端島を舞台に物語を描く本作は、NBC長崎放送の協力のもと制作していく。長崎県の壮大なロケーションを活かした映像美も見どころとなる

■主演・神木隆之介コメント

お話をいただいたときは、自分では実力不足なんじゃないかと思いましたが、野木さん、塚原さん、新井さんはじめ、心強いスタッフ・キャストの皆様がいてくださるので、皆様に頼りつつ、未熟ながらも精一杯演じ切りたいと思っております。

■プロデュース・新井順子コメント

野木さんと塚原監督とは金曜ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』の連続ドラマ2作を一緒に制作しました。 次は同じチームで日曜劇場に挑戦したい! 挑戦するからには愛と青春と友情、そして家族をテーマにした壮大な物語を作りたいと話していたことがついに形になり、発表できたことをうれしく思います。
1年前から取材などに取り組み、話し合いを進めるなかで、主人公は「神木さんがいい!」と満場一致! ご本人にお会いして想いを伝えたところ、快く引き受けていただくことができました。神木さんのもつ柔らかい雰囲気と力強い演技、野木さんの練り上げられた脚本、塚原監督の繊細で美しい演出。すべてが混ざりあった瞬間に、新しい世界が広がるに違いないとワクワクしています。
素敵なキャストと信頼するチームとともに、連続ドラマだからこそ紡げる物語をお届けできればと思っています。