ビザ・ワールドワイド・ジャパンは7月9日、BNPL(Buy Now Pay Later)プロダクト向けの専用クレデンシャル「Visa Installment Credential」(VIC)を、日本国内で展開することを発表した。

  • Visa「VIC in a Box」のプログラムパートナーにEpisode Six Japan合同会社、オリエントコーポレーション、ライフカードが加わった

よりフレキシブルな分割・後払い決済を実現へ

VICは、全世界のVisa加盟店でよりフレキシブルな分割払い/後払い決済の実現をするために開発された、カード発行会社向けの新プロダクト。カード発行会社はVICを活用することで、顧客無金利の分割払いといった決済オプションをより容易に提供することが可能となる。このBNPL専用クレデンシャルの展開は、国内初となる。

フィンテック企業をサポートする提供支援プログラムも

また、VICの本格展開に併せ、当該クレデンシャルを活用したBNPL決済サービスの提供を検討しているフィンテック事業者向けの支援プログラム「VIC in a Box」を開始する。VIC in a Boxは、フィンテック事業者においてVICを用いた決済サービスをローンチする際、Visaがフィンテック事業者に、VIC in a Boxに参画しているパートナー企業を紹介し、フィンテック事業者とパートナー企業が協働することで、より迅速に商品ローンチできるよう支援することを目的としたフレームワークとなる。同プログラムにEpisode Six Japan合同会社、オリエントコーポレーション、ライフカードの3社がプログラムパートナーとして加わった。

Visa代表取締役社長・シータン・キトニー氏は、「より多様な決済の選択肢が求められる中、日本市場においてもBNPLの人気が高まってきており、Visaのネットワークを活用した新たなBNPLソリューションを提供できるようになったことを大変嬉しく思っております。よりフレキシブルな分割払い/後払い決済の選択を可能にすることで、より多くの方に安心・安全かつ利便性の高い決済体験の提供に努めてまいります」と述べている。