アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が5日、本日スタートするフジテレビ系ドラマ『ビリオン×スクール』(5日スタート、毎週金曜21:00~)の囲み取材に応じ、今作の見どころや撮影エピソードを語った。
“笑いあり、笑いあり、笑いあり、涙あり”なドラマに
日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公・加賀美零(山田)が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく姿を描く学園コメディの同作。いよいよ放送初日を迎え、山田は「早く観ていただきたいですね。完成した映像を見ましたがものすごく満足の行く仕上がりになっていましたし、自分が出てる作品で、素直に笑ったり面白いと客観的に見られることがあまりなかったので、それだけ気楽に見られるものになったんだなと自信を持って言えます」と、エンタメドラマとしての完成度に自信をのぞかせる。「よく“笑いあり、涙あり”って言いますけど、“笑いあり、笑いあり、笑いあり、涙あり”みたいな。ぐっと来るようなシーンもあって、バランスのいいドラマだなと思っております」と説明。また、初の教師役ということで、生徒役のキャストを引っ張っていけているかと聞かれると「どうなんでしょうね。引っ張っていけてるのかどうかって、自分で自覚することでもないなって。まわりの皆が、山田がいるから楽しいなとか、明るいなとか、そう言ってくれる存在になれたら。無理して『頑張っていこう!』と呼びかける熱いタイプでもないので、暑さに負けずに撮影できれば」と意気込む。
今作で演じる加賀美は、日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”という役どころ。山田から見てどんな人間かと聞かれると「わかんないっすねぇ(笑)」と思わず笑みをこぼす。「横柄ですし、自分の言うことは曲げないし、だけど根っこの部分で人としての熱い部分がちゃんとあって。無理に相手に届けるのではなく、自分はこう思っている、お前がどう拾うかは自由だ、というスタンス」と解説したあと、「変なやつだなと思ってます」とニッコリ。初の教師役ということで、生徒と接することに緊張していたようだが、「会ったら会ったで皆かわいいです。何か気になることがあれば聞いてとは言いますけど、しっかりしてますよ、皆さん。立派です。何も教えることがなくてどうしようって感じ」としっかり者が集まる生徒キャストに安心したよう。
BABA抜き最弱王は「テレビにたくさん映れてうれしい」
本日含め、番宣にも多数出演しているが、先日放送されたバラエティ番組では“BABA抜き最弱王”に。フジテレビに設置された顔はめパネルで写真を撮ろうと長蛇の列ができていることを記者に伝えられると、「ホントですか?」と驚く。「『最弱王おめでとうございます』ってたくさんの人から連絡が来て、文面的によく分からないことになってたんですけど(笑)。たくさんテレビに出られてよしとするかって感じです」と最弱王となったことを振り返った。山田ほどの芸歴でも、テレビにたくさん映れることが今もうれしいのかとツッコまれると「貪欲ですからね」と微笑んだ。
また、加賀美の秘書兼ボディーガードの芹沢一花を演じる木南晴夏とのシーンについては、「基本、あの人とやりたくないです(笑)」といい、「予期せぬ方向からアドリブが飛んできて、『あなた台本で台詞ないでしょ』ってところでしゃべってくるから。今までいろんな作品をやってきましたが、初めて笑いすぎて台詞が出せなかったことがあって。あれはひどかったねぇ……面白かったですけど」と思い出し笑い。「翻弄されています」と、まとめた。
17年ぶり共演・志田未来には「親戚のおじさんのような気持ち」に
高校の同級生でもある志田未来と17年ぶりに共演することも話題となっているが、志田については「本当に変わらないというか。見た目もそうですが、声も変わらなくて、時、止まってるなって印象がありました」と語りつつ、「ただ、並んでお芝居をしたときに、昔の記憶がフラッシュバックしましたね。『この子の演技は、今こうなってるんだ』って親戚のおじさんみたいな、不思議な気持ちになりました。大人になったんだなって。高校では一言もしゃべらなかったんですけど」と回顧した。
教師役・八嶋智人、石原さとみとの思い出
これまで思い出に残っている先生役を聞かれると、山田はドラマ『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』(08年、日本テレビ)での八嶋智人の姿を挙げ、「リアルに、休憩中に生徒の相談に乗ってたんですよ。その素敵なスタンスは鮮明に覚えています」といい、「芝居だけじゃなくて、悩み事があれば相談してくれれば、答えるし」と生徒役キャストに呼びかける。また、初主演を務めたドラマ『左目探偵EYE』(10年、日本テレビ)では石原さとみが先生役で「さとみちゃんがすごい良くしてくれて、そのドラマをいい思い出にしてくれたんです。なので、そういう存在になれたらいいなとは思っています」と振り返り、「先生として教えられることって性格上ないと思っているので、最終的に共演できて良かったなと思ってもらえたらいいなと。なにか背中で見せてあげられたら」と教師役としてのスタンスと明かした。
今もなお反抗期?「思春期なのか、まっすぐな人なのか…」
また、自身の反抗期について聞かれると「ないといえばないし、ずっとといえばずっとなんですよね。今もなお反抗期。言いたいことを言う、意見をちゃんと言うタイプなんです。子どもの頃からそうで、それを“思春期”と呼ぶのか、“まっすぐな人”と呼ぶのか。言い方次第だなというか」と説明。記者に、反抗期がないなら良い息子だったのではと聞かれると、「良い息子ですよ! 11歳からこれだけ頑張って親孝行してますからね。めっちゃいい息子だと思いますよ」と自信たっぷりに語った。
いよいよ第一話が放送されるが、エゴサーチするかどうか聞かれると、「どうだろう。今回、すんのかなぁ。時間があればするし、気付いたときにはするけど、そこまですごく気にしてるわけではない。見るときは見るし、見ないときは見ない」とあまり反応は気にしないタイプであることを明かし、「第一話に関しては、ちょっとサプライズもあるので、そこに反響がいくだろうなと思ってます」と予告した。そんな第一話の見どころを聞かれると、「アクションシーンや派手なシーンもそうなんですけど、会話劇や、生徒の思いをちゃんと見てほしいです」とアピールした。