フージャースケアデザインは6月24日、高齢者に対し「健康」に関するアンケート調査を実施した。同調査は2024年5月20日~29日、シニア向け分譲マンション入居者を対象に紙アンケートで実施された。

  • 健康食品関連のニュースに興味があるか

健康食品関連のニュースには4人に3人が興味や関心があった。年代別で差異はないが、男女別では女性が82%、男性が67%と女性のほうが興味や関心が高いという傾向だ。

  • 健康食品(サプリや飲料など)、健康グッズ(寝具や家電など)に興味があるか

実際の健康食品・グッズにも約7割の方が関心を示し、こちらも女性のほうが興味や関心が高い傾向。また、70歳未満が77%の関心に対し、80歳以上では66%と関心が薄れていく傾向がある。

  • 健康食品を日常的に摂取しているか

具体的に摂取している食品の種別としては、サプリが約4割、飲み物が約2割、食べ物が約15%、調味料が約7%という回答。

食べ物より飲み物のほうが多くなったのは意外だったが、飲み物が約2割なのは低糖質・カロリー0・トクホなどの飲料を各メーカーが積極的に商品化、広告を行っている影響もあるのではないか。調味料は減塩等の意識の高さかと思われる。

  • どのような健康グッズを持っているか

高齢者が考える健康グッズの3種の神器は血圧計60%、万歩計57%、トレーニング機器27%となった。全く持っていないという回答は11%で、約9割の方は何かしらの健康グッズを所有している。

万歩計、血圧計は70歳未満で4~5割なのに対し、80歳以上では6割となっている。男女差はあまり見られないが、体脂肪計は女性の所有率が比較的高く、意識の高さがうかがえる結果となった。

  • 興味ある健康への取り組み

年齢差、男女差が最も如実に出ており、体操は70歳未満、70歳台が4割前後なのに対し、80歳を超えると66%と実に3人に2人が関心を持っている。

同様に男女差においても女性の66%(3人に2人)が興味があるのに対し、男性は36%と興味が低い。

男性はスクールレッスンのような体操やヨガには関心が低い一方で、外出して行う趣味のような運動を行う傾向があり、その他に限定すると女性の倍の取組率という結果となる。(ゴルフ・マラソン・トレッキング等)

  • 健康(食品やグッズや習い事など)にかけている毎月の金額

健康にかける毎月の費用としては、1万円未満が5割を示す一方で、約25%と4人に1人が毎月1万円以上を消費しているという実態である。