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――3人のシーンの撮影の様子はいかがですか?

松岡:初日明けて3日間ぐらいずっと3人での会話が続くところを撮影していたんですけど、そのおかげで、合間にたくさんお話をさせていただいて。最初から仲の良さが出てくるシーンをずっと撮るというのは、大変ではあったけれど、3人のペースが初日につかめたことがうれしかったです。むしろロケで2人に会えない日が続くと寂しいくらいです。

田中:3人でのシーンは、長めの掛け合いが多いけど、助け合ってチームプレーで乗り切っています。居酒屋での女子会のシーンは、それぞれが忖度なく自分ファーストで飲んだり食べたりしゃべったりする様子を面白がっていただけたら。

松岡:干渉しないのがいいですよね。

田中:私たち3人のリアルな関係性にも、通じるところがあるのかなと思ったりして。お互いそんなに干渉しないけど、思い合っている……というかやっているので。

松岡:話してくれるならもちろん聞くけれど、話さないことまで聞かない感じ。お互いに家族構成とか、全然知らないですもんね。

田中:居心地がいいです。

滝沢:3人でいる時は、(自身が演じる)基山が一番年下なので、2人の意見を受け止めるんです。自分が意見して「違うよ」って言われたら、それはそれでちょっとムッとなってそうなんだけど、ちゃんと意見として取り入れるのは、たぶんこの2人の言葉だけなのかなって思ってます。

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田中みな実、監督から「色気が過ぎる」「おばちゃんっぽく」と言われ…

――松岡さんの演じる西条はどんな役柄ですか?

松岡:ジクソーパズルが趣味で、休日はずっとやっています。美術さんが作ってくれた、カエルグッズが好きというサブ設定もあって、家の中はパズルとカエルグッズであふれているんですけど、家での仕事とは違う少しほっとした姿は大切に演じています。皆さんも仕事から帰ったら、外では見せない顔があると思うので、「仕事の顔と別だな」っていう様子を観察してもらえたらうれしいです。

――田中さんは、本読みの際に監督から「色気が過ぎる」と言われたということですが。

松岡:本読みを聞いて「恋しちゃうかも」と思いました。

滝沢:美人なのにしゃべりやすいんですよ。

松岡:だから好きになっちゃう。

田中:監督に「おばちゃんっぽくやってみますか?」とご提案いただいたのですが、35歳という年齢を自分も経験してきて、決しておばちゃんではないと感じてしまって。おばちゃんっぽすぎてもリアルじゃない、けど年上感は出したい、色気は出したくない。私なりの落としどころを見つけたつもりなので、放送でぜひご確認ください。

――滝沢さんは、ご自身の役柄をどう見ていますか?

滝沢:基山という名前なんですけど、本当にびっくりするぐらいしっかり者です。それと、この中で一番って言ったら2人に申し訳ないけど、一番素直かなと思います。素直っていいこともあるけど悪いこともあるじゃないですか。頭にポンと浮かんだのをすぐ言葉にして傷つけてきた人もいるだろうなと思ったんです。