映画『キングダム 大将軍の帰還』(7月12日公開)の完成披露舞台挨拶ツアーが22日から24日に行われ、山崎賢人(※崎はたつさき)、大沢たかおが登場した。

  • 映画『キングダム 大将軍の帰還』

同作は、映画『キングダム』シリーズの最新作。前作『運命の炎』から続く隣国・趙(ちょう)との国の存亡をかけた総力戦「馬陽の戦い」のクライマックスが描かれる。

■山崎賢人&大沢たかお、映画『キングダム』シリーズ初の全国完成披露舞台挨拶ツアーで凱旋

2019年の第1作から、3作連続で興行収入50億円超えという記録を達成している映画『キングダム』シリーズ。今回は集大成ということで全国各地のファンへ直接感謝の気持ちを伝えるべく、シリーズ初となる地方での完成披露舞台挨拶ツアーを実施した。

キャンペーン1日目となる22日は、名古屋へと向かった山崎と大沢。109シネマズ名古屋にて舞台挨拶を行なった。

山崎は「名古屋の皆さんこんにちは、思いを込めてみんなで一緒に作ってきた『キングダム』の集大成を観ていただけるということで本当に嬉しく思います。楽しんでいってください!」と話す。大沢は名古屋へ帰還した思いを「1年前は全国周った最後が名古屋だったので僕らも疲れ気味だったのですが、たくさんの方に来ていただいて凄くエネルギーをもらって東京に帰れたので、今回はそんな名古屋の皆さんから見てもらおうと楽しみにしてきました」と昨年のキャンペーンを回顧しながら語った。

“最終章”ということで、これまでの信との向き合い方を聞かれると山崎は「20代のほとんどを信と過ごしてきたので、本当に人生そのものです。信と一緒に成長してきたなと思っていて、主演という立場でやらせてもらってますが、大先輩の大沢さんが王騎将軍のようにどしっと構えてくださって、たくさんのスタッフ・キャストに支えられ、そして観てくださった皆さんが一緒に熱くなってくれたからここまでこれたなと実感しています」とシリーズ集大成ならではの思いを吐露する場面も。

そして、名古屋では尾兄弟の兄・尾平役の岡山天音が緊急参戦。サプライズで名前が呼ばれると場内には、歓声が沸き起こった。岡山は「『キングダム』今回、でらおもろい映画なもんで、最後まで楽しんでってちょーだゃー」と名古屋弁で挨拶し、会場をさらに盛り上げ、「2作目から参加して皆さんの前でご挨拶する機会は何度かありましたが、名古屋の皆さんの反応がすごく素敵でありがたかったです」と喜びを露わにした。

キャンペーン2日目となる23日は、大阪へ。日本で一番座席数を有するTOHOシネマズ梅田で約700人の観客の前に山崎・大沢が登場すると、会場は溢れんばかりの黄色い声援に包まれた。大阪への帰還について山崎は「1年ぶりに大沢さんと一緒にこの場に帰還出来て本当に嬉しく思います。これだけの熱気を感じれて嬉しいです」と話し、大沢も「7~8年準備をしてきてみんなに観てもらうためにキャスト、スタッフ一丸となって頑張ってきました。ようやくここまで辿り着いて、TOHOシネマズ梅田が我々のホームであるし、帰還したような気持ちでこのスクリーンにいます。みなさんはお客さんでもあるけど僕らの仲間だと思ってるので、凄くワクワクして登壇してます」と大阪への喜びを感じさせる温かいコメントを寄せた。

ここまで振り返って互いの関係性への変化を尋ねられると、大沢は「ただでさえかっこいいのにどんどん男らしく体も筋肉質になっていって、変化していくさまが信の成長と同じように山崎賢人という俳優がかっこよく成長していく姿を横で見れて本当に素晴らしい7年間だったなと思います」と絶賛。山崎も感激した様子だった。

そして大阪では、王騎(大沢)の妻になるはずだった謎の将軍・摎役の新木優子がサプライズ登場し、「本日は、ほんまきてくれてありがとう(ハート)」と大阪弁で挨拶。久しぶりに仕事で来阪したという新木は「みなさんの熱量に圧倒されつつすごく嬉しい気持ちでいっぱいです。お2人が登壇されたときの歓声がすごくて事件でもあったのかと思いました(笑) 皆さんの熱量が本当に伝わってきて素敵だなと思いました」と喜びを話した。

キャンペーン最終日の24日は、原作者・原泰久氏も住む『キングダム』でもゆかりのある福岡へ。福岡では要潤も参加し、JR博多駅前広場のバルコニーで迫ってきた公開日に向けて“最終決戦 出陣式”を実施した。

会場には当日の朝4時に情報解禁をしたにもかかわらず7,000名ものファンが集結。3人の登場の瞬間には、割れんばかりの歓声が博多駅前に響き渡った。この光景に山崎は「すごい光景です! 7,000人の軍勢を観ているかのようで興奮してます、ありがとうございます!」と興奮した様子で話し、要も「レべチな映画ができました。王騎率いる王騎軍がついに戦場に出て魅力的なアクションを繰り広げていますので是非注目してみてください。信も、ものすごいことになっています!」とアピールした。

その後はT・ジョイ博多にて上映前舞台挨拶を実施。バルコニーイベントを振り返って大沢は「なかなか映画のイベントで7,000人に迎えられるってほぼないと思うんですが、それもこの作品の凄さ、ひいてはそれを率いる山崎くんの凄さであって、それを肌で感じられて福岡に来られてよかったなと思います」と話し、「ずっと雨予報でひやひやしてたんですけど、来ていただいた方の熱気が雨を吹き飛ばしたのかなというくらい本当に盛り上がったイベントになったので素晴らしかったですね」とコメントを寄せた。

改めて『キングダム』という存在について聞かれた山崎は「『キングダム』と信から自分自身がパワーを貰いながら、人生そのものという感覚で約7年やってきました。(『キングダム』は)本当に宝物です」と熱いメッセージを寄せた。

そして、舞台挨拶の中盤には、この3日間に名古屋・大阪・福岡の各地でキャンペーンに参加したファンから寄せられた熱いメッセージが込められたメッセージボードが登場。大沢は「感謝しかないですね。さっき賢人も言っていましたが、自分たちが作っている側だと思っていたけど、シリーズを重ねて観てくれている人も同じ『キングダム』のチームみたいになってきた。それを今日こういう形で見せてもらったのは感無量です」と話し、山崎も「めちゃくちゃ嬉しいです。これだけ皆さんに愛してもらっているのは嬉しいですし、本当に今パワーをもらいました。ありがとうございます!」と感慨深い様子で話した。

3日間を振り返り、大沢は「シリーズ4作を通して初めて公開前に皆さんへの感謝と4作目ができたという報告にお邪魔させてもらって、来てよかったと本当に思うし、これまで応援してくれて心から感謝しています」と語り、山崎も「今回3都市を大沢さんと一緒に回れたこともすごく嬉しかったですし、各都市で逆に皆さんからパワーを貰って、今まで一緒になって『キングダム』を愛し、盛り上げてくださったことを感謝しています」と感極まった様子で語った。

(C)原泰久/集英社 (C)2024映画「キングダム」製作委員会

【編集部MEMO】
映画『キングダム 大将軍の帰還』は、『キングダム』シリーズ第4弾。原作は2006年1月より『週刊ヤングジャンプ』にて連載を開始し、現在までに単行本は70巻まで刊行され累計発行 部数が、集英社青年マンガ史上初となる1億部(2023年11月時点)を突破している。