中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店 2時間SP』が、きょう25日(19:00~)に放送。ゲストに、飯尾和樹(ずん)、若槻千夏、白濱亜嵐(GENERATIONS)、梅澤美波・池田瑛紗(乃木坂46)、後藤威尊・佐野雄大(INI)が出演する。

  • 味のイサム「麻婆丼(特盛)」

番組が長年取材を続けている、埼玉県・羽生市にある“豚から”の名店「味のイサム」。今年4月、中京テレビに入社した新人社員たちを対象に、「味のイサム」を舞台にした研修がスタートした。

おととしから始まったこの研修では、社員たちに店の接客や掃除、仕込みなどを通じて社会人としてのマナーや哲学を教えていく。さらにカメラの持ち方や取材交渉といった『オモウマい店』スタッフとしての基礎まで、名物店主・清彦さんから教わることに!?

テレビ初取材となる、千葉県・四街道市のオモウマいレストランが登場。駐車場に建てられたプレハブ2棟と小屋にそれぞれキッチンと客席がある珍しいスタイルだが、お昼時にはすぐ満席となる人気店だ。名物は、チェダーチーズとゴーダチーズのスライス2種合計11枚を固めてブロック状にし、国産の牛豚合いびき肉の中に包んで焼き上げた「チーズインチーズハンバーグLサイズセット」(2,180円)。ハンバーグの総重量は700gという大ボリュームで、ハンバーグの上にもさらにチーズを追加する。客からは「チーズとお肉、1対1の割合。めちゃくちゃ美味しいです」との感想が聞かれる。

ほかにも、自家製南蛮ソースと自家製タルタルソースで味付けした「チキチキ南蛮セット」(1,380円)や、特製辛みそが決め手の「鶏の辛みそ焼きセット」(1,380円)などが人気で、さらに青のり入りの米粉を付けて揚げる「唐揚げ」(250円)も、「普通の唐揚げとは違った香ばしさ」と、この店ならではの味となっている。

デザートにも驚がくのメニューが用意されており、アイスクリーム19杯をタワー状に重ね、チョコ菓子とソースでデコレーションした「ジャンボチョコレートパフェ」(1,580円)のビッグサイズには思わず「ウソ……」と言葉を失う客もいるほど。調理の際にバランスが崩れて斜めになることもあるが、その場合は割引のサービスになることもある。

厨房のスタッフが2つのプレハブと小屋を小走りで行き来するなど、決してその動線や調理環境が良いとは言えないこの店舗。その中で効率を高めるため、一方のキッチンではハンバーグやデザートなどを、もう一方のキッチンで揚げ物や炒め物を中心に調理している。実は以前、別の場所で運営されていたが、台風の直撃を受けて店舗が倒壊。4年後の2023年、社長の実家の敷地内に建てたプレハブで営業を再開した。

また、店は弁当屋としても営業している。店の倒壊、さらにプレハブ店舗での営業という紆余曲折を経ながらも営業を続けているのには、ある大きなきっかけがあり――。

群馬県・桐生市にある、行列の絶えない人気のラーメン屋。最大の特徴は、にんにくを大量に使ったラーメンだ。定番である「本当のにんにくラーメン」(1,200円 ※完食の場合)は、タイだしに特製の黒ごまみそを合わせたスープに、麺120g、おろしにんにく、さらに油で炒めて香りを出したにんにく250gを加える。その数は大粒なら50個、小粒なら100個というから驚きだ。「にんにくらーめん」はスープ以外食べきることが前提のため、「50個も食って大丈夫なん?」と初来店の客は困惑の様子を見せるが、店主いわく「5万人くらい食べたけど残したのは2人」。70歳と高齢の常連もいるという。

人気なのは、チャーシュー3枚に、おろしにんにく45gを加えた「にんにくチャーシュー」(1,500円 ※完食の場合)で、ほかにも、開店当時からあるにんにく約15個の「最初のにんにくらーめん」(1,000円)などがある。一方で、「1日はとれない」「翌日は自分の臭さで目が覚める」との客の証言があるように、量に比例した強烈な臭いは健在で、食べる際は以降の予定を調整する必要も。

にんにく抜きのメニューでは、「味わうなら塩ですね」と、常連がオススメする「鯛だし塩らーめん」(850円)をはじめ、浜名湖産の生ノリを使った「浜名湖産生海苔らーめん」(1,100円)などバリエーションも豊富。中身をくり抜いたメロンの中に麺を入れ、塩ダレとオリーブオイルなどで味付けした夏場の裏メニュー「メロンらーめん」(1,250円)といった変わり種もある。

和食の料理人だった店主が始めたこの店。40歳の頃、自分の店を持とうと物件を探す中で見つけたのがラーメン屋の居抜き物件で、これも運命とラーメンづくりを独学で勉強し、約2か月で開業に漕ぎ着けたという。開店当時に比べてにんにくの量が増えたのは「俺が転んで(丼ぶりに)いっぱい入った」と笑う店主。しかも店主は「にんにくらーめんがそんなに儲からないから」と、弁当作りも行っている。さらにもうひとつ、飲食店店主とは別の顔もあって――。

【編集部MEMO】
3年前から番組が密着してきた、埼玉県羽生市にあるオモウマい店「味のイサム」。厨房の人手が足りず、取材スタッフがお店を手伝ったことから、番組と「味のイサム」の深い縁が始まった。店が火事で休業を余儀なくされた間も寄り添い、担当の片桐ディレクターと店主がお互いの実家を訪れるほどの仲となっている。

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