女優の内田理央が主演を務める、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『嗤(わら)う淑女』(7月27日スタート 毎週土曜23:40〜 全9話)のメインビジュアルが25日、公開された。

  • 『嗤(わら)う淑女』メインビジュアル =東海テレビ提供

主題歌を担当するのは琴音

人生にまつわる全てのコンサルタントを生業とし、悩みや欲望を抱える人々を巧みに操り、次々と地獄へ と陥れていく稀代の美しき悪女、蒲生美智留(内田理央)。そんな美智留の危険な本性を察知しながら、そ の支配から逃れられず、自ら心酔していってしまう野々宮恭子(松井玲奈)。今回公開されたメインビジュアルでは、信頼するパートナーであるはずの恭子にも美智留は心のナイフを振り上げ、二人は寄り添いながらも心にいろいろな感情をもった表情を見せている。

また、同作の主題歌を、今後ブレイクの期待がかかる注目のアーティスト、琴音が務めることが決まった。琴音は新潟県長岡市出身の22歳で、唯一無二の歌声と静謐(せいひつ)な存在感で世代・性別を問わず支持されるシンガー。今回、ドラマからのオファーを受け、ダークな世界観の曲を歌うのは初挑戦とのことだが、誰もが持っている心の奥底にある感情を絡みとっていくような歌声がドラマの世界観と見事にマッチした。

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琴音 コメント

主題歌を担当させていただきました。琴音です。今回の曲は、音数の少なさと独特な雰囲気を併せ持っていて、歌声の些細なニュアンスが如何様にも影響してしまうので、普段以上に感覚を研ぎ澄ませて歌わせていただきました。またダークな世界観の作品に参加させていただくこと自体、私にとって新鮮な体験だったので、制作が進んでいく日々をとても興味深く感じていました。この曲がドラマのストーリーとどう融合するのか楽しみです。

【編集部MEMO】ドラマあらすじ
小さなコンサルティング会社で働いている野々宮恭子の前に17年ぶりに現れた蒲生美智留(内田理央)。あまりの美しさに動揺する周りの社員たちに対し、いきなり会社を買い取ったと告げ、恭子以外の全員を解雇する。2人きりになったオフィスで美智留に見つめられる恭子。2人だけが知る17年前の事件の秘密がよみがえり、震えが止まらない。大手都市銀、帝都銀行に勤める鷺沼紗代は、華やかなブランド品に囲まれた私生活を送り、周囲から勝ち組と思われていた。しかし、それは虚飾にまみれたもの。仕事のストレスを高額の買い物でしか発散できず、多額の借金を重ねていた。そんな時、高校の同級生、恭子と再会する。そして、お金や人生に関する全てをコンサルティングしているという美智留を紹介される。美智留は、天才的な話術と洞察力で、紗代の苦しい境遇を次々言い当てる。すっかり魅了され、涙を流しながら助けを求める紗代に、美智留はささやく。「あなたの敵は誰ですか? ストレスの原因である帝都銀行に責任を取ってもらえばいいんです」。美智留は架空口座を作って銀行の金を一時的に借りるべきと横領を提案する。その金でいったん借金を返し、またあとでボーナスなどから口座に金を戻せばいい、気づかれなければ大丈夫、と――。指示通り、あっという間に借金を返済した紗代。「美智留さんは私にとって女神様です!」。喜ぶ紗代に美智留は改めて、誰にも気づかれないうちにボーナスから金を返すように念を押す。しかし、さらに増していく仕事のストレスから、紗代は再び買い物にのめりこみ、ホストクラブにまで通い始める。横領の額は減るどころか増え続け……。美智留に操られアシスタントを務めさせられている恭子は、破滅へと突き進む紗代を止めようとするが、ことごとく美智留に阻まれる。そして、次第に自分自身も美智留の虜となっていき……。果たして紗代の運命は? そして恭子を縛り続ける、17年前の事件の真相とは?