夫婦の間でも、ほどほどの距離感は大切だと実感…リスナーから届いたメッセージに江原啓之が愛の喝!
スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
6月16日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。

江原啓之



<リスナーからの相談>
息子が遠方に就職し、娘も4年前に結婚し、夫婦2人の生活が始まりました。夫婦2人になると、何かと意見がぶつかるようになり、お互いイライラすることも多くなりました。

あるときケンカになり、夫が「もう一緒におられへんな」と言いました。私も以前から、このままで老後を一緒に過ごすのはどうかなと考えていて、実は離婚届の用紙をもらいに行ったことがありました。その用紙はずっとタンスのなかにあり、私のお守りのようなものでした。

ただ、今の日本は離婚した女性には厳しく、生活の保障はなく、男性にとっても1人で生活するのは不安もあります。また、子どもたち、周りの人にも心配や影響を与えることは避けたいので、少し感情が収まった日に夫に提案をしました。

「実際に離婚したら、お互いにメリットはないし、子どもたちや親戚にも心配かけるから、2人のなかでは離婚した気持ちやけど、世間的には夫婦という関係を保ちましょう。気持ちは他人に戻って、生活協力者としていけたらどうかな? 提出はしないけど、離婚届を書いとけへん?」と。すると夫は「分かった」と言って書いてくれました。

その後、家事の役割分担も決め、夫は部屋掃除、風呂掃除、ゴミ出し、私は食事、洗濯、水回りなど、協力しながら生活ができている状態です。不思議なことに、最近、夫の洗濯ものをたたんで置いておくと、「洗濯物、ありがとうございました」と言います。食事の後も「ごちそうさまでした」と丁寧に言ってくれます。

夫婦の間でも、ほどほどの距離感は大切だと実感します。人間は失って初めて気づくことあります。本当に失う前にお互いを尊重して生活できることが幸せです。提出しない「離婚届」はさらにお守りになりました。

<江原からの回答>
相談者さんのお宅がこれで良ければ、良いのではないでしょうか。みんなに「こうしようね」と推奨するつもりはありません。この関係は、お互いただ協定を結んでいるだけでしょう。本当の感謝とは違うと思うんですよ。

「今の日本は離婚した女性に厳しく、生活の保障はなく」と書かれていますが、そんなことは当たり前ですよね。そんなの100%分かりきったことなのですから、そうしたことも考えて賢く生きなければいけません。

旦那さんも旦那さんで、奥さんにこんなことを言われてから家事をやったりお礼を言ったりするだなんて、違いますよね。心がないですもん。それに離婚届をお守りにしてまで一緒に生きていきたいですか? 心がない関係ですし、私ならそこまでして一緒にいたくはないですね。

そしてこれも絶対、いまだけです。いずれまた崩れます。約束事だけでやっているわけですし、それが上手くいかなくなったときにどうなりますか? だって、もとから正していないじゃないですか。根本に持つべきは「愛」と「思いやり」ですよ。一度、本当にそれでやっていくのかを話し合うべきですよ。

江原啓之、奥迫協子



●江原啓之 今夜の格言
「腹をくくってこそ、道は開かれます」


<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子