元プロ野球選手で野球解説者の濱中治氏が10日、YouTubeチャンネル『ダグアウト!!!』で公開された動画「野村・星野監督に怒られたエピソード! 野村監督に呼び出されて…」に登場。故・星野仙一さんから怒られたエピソードを明かした。

  • 濱中治氏 =BSJapanext提供

ケガした濱中治氏に対して「何やっとんじゃボケー!」と激怒

「怒られた監督」というトークテーマで、濱中氏は星野さんの名前を挙げながら、「2003年、開幕から4番で打たせてもらってて、調子上がってきたところでケガしてしまったんですよ」と、2003年シーズンについて語り始める。

2003年は、開幕から4番に座り、5月中に10本塁打に到達するなど活躍するも、5月20日の対広島戦で牽制球の帰塁の際に右肩を負傷。さらに6月13日の対巨人戦では送球の際に右肩を脱臼、後半戦を棒に振ることとなった濱中氏だが、「ライトで投げて脱臼して、抜けっぱなしでベンチに帰って来て、(星野さんから)ベンチ裏で『何やっとんじゃボケー!』って。ケガして痛い痛い言うてるのに……」「そこ(近く)のタバコの灰皿をバーン蹴って、(吸い殻が)かかってくるし、ケガして怒られて、めちゃくちゃつらかった思い出があるんです」と、星野さんの激怒っぷりを明かした。

また、「もうちょっと『お前大丈夫か?』って言ってくれるんかなって思ったら……」「追い打ちかけられて、冷や汗出るわ、もう……」と本音をこぼしつつ、「あとでヘッドコーチに聞くと、(星野さんは)期待してただけにケガしてほしくなかった思いも込めて、気持ちが高ぶってしまったらしいんですけど」とも説明。そして、「そこから病院に行くまでずっと脱臼しっぱなしだったんです」「痛いし、星野さんに怒られたのもあるし、いろんなこと考えながら病院まで行ったら、涙出てきて……(笑)」と当時を振り返っていた。

【編集部MEMO】
『ダグアウト!!!』(BSJapanext 毎週火曜22:00〜)は、プロ野球選手・OBたちが「ダグアウト」(試合中に監督や選手が待機するベンチ)で話すような球界のアレコレを語る野球トークバラエティ番組。自分が一緒にプレーしたい選手を選ぶ「俺のベスト9」、子どもたちからの野球に関するさまざまな質問にゲストが直球で答えていくコーナー「教えて! 野Q塾」など、野球好きにはたまらない企画が見どころ。番組MCを上田まりえ、スピードワゴン・小沢一敬、ビビる大木らが務め、初回ゲストには上田がアシスタントとして出演するYouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂 』も注目を集めている球界のレジェンド、上原浩治氏が登場した。